ギターの弦おすすめ9選!選ぶポイントやメーカー・シリーズの特徴も解説!

 

ギター本体を購入して、毎日のようにガンガン練習していると、以下のような疑問を持ちませんか?

「同じギターなのに、なんであの人と音が違うんだろう?」
「ボロボロになってきているけど、いつ弦を交換したらいいんだろう?」
「ギターの弦って、いっぱいあるけど、何が違うんだろう??」

この記事では、ギターの弦による違い、弦を交換する際の注意点、弦の選び方、おすすめのメーカーやシリーズごとの特徴など、ギターの弦について幅広く解説します。最後まで読めば、弦のことが理解でき、好みのアイテムを選べるようになるので、ぜひ参考にしてください。

ギターの弦にこだわるメリット

ギタリストには、「弦はこれに決めている!」という人もいれば、「ギターや曲によって弦を変えている」という人もいます。初心者にとっては、ギターの弦になぜそこまでこだわるのか理解できないことでしょう。まずは、ギターの弦にこだわることで、どのようなメリットがあるか説明します。

メリット1:サウンドが変化する

ギターの弦にこだわるメリットの一つは、サウンドの変化です。異なる弦の素材や太さ、巻き方によって、発音される音色や倍音の豊かさが変化します。たとえば、ニッケル製の弦はバランスがよく、柔らかな音が得られます。一方、ステンレス製はシャープで高音が伸びやかです。

また、弦の太さも影響を与え、太い弦は低音を強調し、細い弦はアタック感が際立ちます。サウンドの変化を理解し、自分の演奏スタイルや好みに合った弦を選ぶことで、より表現豊かな音楽を奏でることが可能となります。

メリット2:弾きやすくなる

ギターの弦にこだわることで、ギターを弾きやすくもできます。弦の太さや素材、巻き方が演奏に与える影響により、プレイヤーの手応えや操作感が変化します。例えば、細めの弦は押さえやすく、軽快な弾き回しや速いフレーズがしやすくなります。これにより、初心者から上級者まで、演奏技術や表現力を向上させることができます。

適切な弦を選ぶことで、フィンガーピッキングやバリータッピングなどのテクニカルな演奏もスムーズに行え、弾き手の表現力が広がります。つまり、弾きやすい弦を選ぶことは、プレイヤーにとって演奏の快適性と表現力が向上します。

また、以下の記事では、初心者にとっても弾きやすく、最適な練習曲の選び方やおすすめなどを紹介しているので、参考にしてください。

メリット3:耐久性が上がる

ギターの弦にこだわることで、弦自体の耐久性もあげられます。弦の素材やコーティングの有無によって、弦の寿命や耐久性が変化します。例えば、コーティングが施された弦は、外部からの湿気や酸素、汚れなどの影響を受けにくく、錆びにくい特性があります。これにより、弦の寿命が延び、交換頻度が低くなります。

特に、演奏環境が湿気の多い場合や、ライブパフォーマンスでの使用時には、耐久性のある弦が重要となります。適切な弦を選ぶことで、音質の安定性を維持しつつも、長期間にわたって使用できるため、経済的でありながらも高品質な演奏が可能です。

ギターの弦に対する注意点

ギターの弦を交換する際には、いくつか注意しておく必要があります。ここからは、ギターの弦に対する注意点について説明します。

注意点1:ギターのサウンドを決めるのは弦だけではない

ギターの弦にこだわる際には、ギターのサウンドを決めるのは弦だけではないということに注意しましょう。エレキギターサウンド形成には、弦以外にも様々な要素が関与しています。ボディ素材や形状、指板素材、木材の品質、ピックアップ、シールド、アンプ、エフェクターなどがその例です。

ボディ素材や形状は共鳴特性に影響を与え、指板素材は演奏感や音の滑らかさに関わります。木材の品質が高いほど、より豊かでバランスの取れたサウンドが期待できます。ピックアップの種類や設置位置は、信号の変換や増幅に影響し、シールドの質やアンプ、エフェクターの選択も大きな要素です。

つまり、ギターのサウンドはこれらの要素が複合的に影響し合って形成されます。弦の変更は一つの要素に過ぎず、他の要素とのバランスが重要です。ギタリストは全体のシステムを理解し、調整することで、理想的なサウンドを追求できます。そのため、単に弦だけに焦点を当てず、全体のバランスを考えたサウンドの探求が必要です。

注意点2:交換頻度の目安は2週間

一般的に、ギターの弦の交換頻度の目安は「約2週間」とされています。新しい弦を張った瞬間から、手の汗や脂などの影響を受けて劣化が始まり、空気中の酸素によって酸化(サビ)が進行します。弦が劣化すると、サビや変色、光沢の喪失などの症状が現れます。また、フレットに当たる部分がツルツルになり、色が変わることもあります。

これらの症状が見られた場合、弦の交換が必要です。サビや変色が進むと、チューニングが合いづらくなったり、サスティンが短くなったりして演奏に支障が生じます。さらに、音が曇り、ギターの本来のトーンが発揮できなくなり、弦がひっかかってチョーキングやビブラートが難しくなる可能性もあります。

したがって、2週間程度を目安に弦の状態をチェックし、これらの症状が見られた場合は早めに弦の交換を行うことが重要です。定期的な弦の交換によって、良いサウンドと快適な演奏環境を維持することができます。

注意点3:適切な道具を使って交換する

ギター弦の交換を行う際には、適切な道具を使うことが重要です。以下は交換に必要な主な道具です。

ニッパー

ニッパーは、古い弦や新しい弦の余った部分を切るために必要です。ハサミと同じように使用し、弦を刃先で挟んで切ると、余分な弦がギターに引っかからず、取り回しがスムーズになります。

クロス

弦を交換する際には、ギターの塗装を傷つけないような柔らかい繊維のクロスが必要です。弦交換時には、ギターのボディや指板を保護するために使用します。優れた保護材料であることが求められます。

ワインダー

ワインダーは、弦を素早くペグに巻き取るための道具です。素手よりも小さい力で速くペグを回せ、アコースティックギターのエンドピンを抜くための「釘抜き」の機能も備えています。これにより、弦交換が簡単かつ効率的に行えます。

ドライバー

ギターのバックパネルなどのネジを外す際に必要です。これはエレキギターの場合が一般的で、ボディの内部にアクセスする必要がある場合に使用します。

なお、他にもギターを始める上で必要なものについては、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

ギターの弦を選ぶポイント

エレキギターの弦を選ぶためには、以下のポイントを意識しましょう。

ポイント1:太さ

ギターの弦の太さは、弾きやすさとサウンドにかなり影響します。以下の特徴を踏まえて、好みの太さを選びましょう。

ミディアムゲージ(.011-.049)・ヘビーゲージ(.012-.052):低音を強調・サスティンがいい

太めの弦(.011-.049 / .012-.052)は、その重厚な音と迫力を重視するギタリストに適しています。「ミディアムゲージ」や「ヘビーゲージ」と呼ばれる弦は、低音域を強調し、重みのあるサウンドを生み出す特徴があります。特にメタルやハードロックのジャンルにおいては、これらの太い弦がより力強く存在感のある演奏を可能にします。

太い弦は伸びが良く、サスティン(音の伸び)が優れています。これにより、弾いた音がしっかりと広がり、長いサスティンが得られます。ショートスケールのギターやレスポールなどで使用すると、ちょうど良いテンション(張り)で演奏でき、弾きやすさと音色のバランスが取れます。

一方で、太い弦を押さえる際には一定の力が必要であり、初心者や指の力に自信のないプレイヤーにとっては演奏が難しく感じられることがあります。

エクストラライドゲージ(.008-.038)・スーパーライトゲージ(.009-.042):アタック感を強調・押さえやすい

細めの弦(.008-.038 / .009-.042)は、その弾きやすさとサウンドの繊細さが特徴です。「エクストラライトゲージ」や「スーパーライトゲージ」と呼ばれるこれらの細い弦は、低いテンションで押さえやすいのが特徴です。そのため、初心者や指の力に自信のないプレイヤーにとっては非常に扱いやすく、弾きやすさがあります。また、チョーキングなどの演奏方法を頻繁に使用する際にも便利です。

一方で、テンションが低いため、弦が暴れてビビりやすくなる点には注意が必要です。ただし、その音色はシャープで線が細く、繊細なイメージを持っています。アタック感が強く、歯切れが良いのが特徴であり、ロングスケールのストラトキャスターなどに使用すると非常に適しています。

細い弦は、その特性からアコースティックな音色や特定のジャンルに向いているだけでなく、アタック感やフレットノイズの抑制にも優れています。演奏者が細かいニュアンスやアクセントを重視する際に、細めの弦は有益な選択肢となります。

ライトゲージ(.010-.046):万能・バランスがいい

中ぐらいの太さの弦(.010-.046)は「ライトゲージ」とも呼ばれ、そのバランスがよく、演奏者にとって非常に使いやすいとされています。この太さを基準に、太いか細いかを判断することが一般的です。テンションは高すぎず低すぎず、そのため演奏がしやすく、初心者にもおすすめされる特徴があります。

ライトゲージの弦は、音色のバランスが取れており、どのタイプのギターにも適しています。ギターの種類によらずに扱いやすいため、何を買うべきか分からない初心者にとっては、ライトゲージが良いスタート地点となります。演奏者が様々なジャンルやスタイルで活動する場合も、ライトゲージは非常に頼りになります。

ライトゲージの弦は、柔軟性がありつつも適度なテンションを保ち、アコースティックな音色からエレクトリックなサウンドまで、多岐にわたる表現が可能です。そのため、中ぐらいの太さの弦は、プレイヤーが幅広い音楽スタイルに対応するための頼れる選択肢と言えます。

ポイント2:素材

ギターの弦を選ぶポイントとしては、素材も重要です。ギターの弦の素材は、サインドや弾きやすさだけでなく、耐久性にも影響します。以下の特徴を押さえ、目的に合わせて選びましょう。

ニッケル:バランスがいい・柔らかい

ニッケル製のギター弦は、そのバランスが取れたサウンドと柔らかい演奏感が特徴です。これはエレキギターの弦素材として最も普及している素材の一つであり、様々なプレイヤーに支持されています。

まず、ニッケル製の弦は錆びにくく、耐久性があります。これにより、長期間にわたって安定したサウンドを提供します。また、バランスの取れたサウンドは、高音域から低音域まで均等に響き、楽曲全体に渡って均一な音質を生み出します。そのため、様々なジャンルに対応でき、幅広い音楽スタイルで使用されています。

柔らかい演奏感は、初心者にとっても使いやすく、指の力の不足を補ってくれます。また、比較的安価に入手できるため、コストパフォーマンスが高いとされ、予算を重視するプレイヤーにもおすすめです。総じて、ニッケル製のギター弦はそのバランスと使い勝手の良さから、幅広い層のミュージシャンに利用されています。

ステンレス:シャープ・高音の伸びがいい

ステンレス製のギター弦は、その錆びにくさと硬質な特性から、シャープで高音の伸びが良いサウンドが特徴です。ステンレス素材は錆びにくく、強度が高いため、耐久性があり、特に高音域での表現に優れています。

ステンレスの弦のサウンドはシャープで、明瞭なアタックがあります。そのため、カッティングや高速の演奏法に向いています。高音が特に強調され、音の伸びが良いため、ソロプレイや高音域でのアーティキュレーションにおいて優れたパフォーマンスが期待できます。

一方で、ステンレス製の弦は通常、少し高価です。しかし、その特徴を重視するプレイヤーにとっては、そのコストに見合う高品質なサウンドや演奏性を提供します。特に高音の際立つ明瞭なサウンドを求めるギタリストや、カッティングが多用されるジャンルでの使用が適しています。

コーティング:長持ちする

コーティングされた弦は、その耐久性を重視した特性から、錆びにくく長持ちすることが特徴です。これらの弦は、特殊なコーティング加工が施されており、通常の弦よりも優れた耐久性を提供します。

コーディング弦の周りに施されるため、外的な要因から弦を保護し、錆びにくくすることが可能です。そのため、通常の弦よりも交換頻度を少なくすることができます。これは、特に頻繁な弦の交換が難しい状況や、耐久性を重視するプレイヤーに適しています。

ただし、コーティング弦は一般的な弦と比べて音の抜けが悪いという特性があります。そのため、音のクリアさや明瞭さを求めるプレイヤーにとっては、割り切ることが必要です。また、コーティング弦は比較的高価であるため、頻繁に弦を交換したい人には向いていないかもしれません。

ポイント3:巻き方

ギターの弦は6本が基本セットですが、全てが同じ形状をしているわけではありません。よく見るとわかりますが、4から6弦には「巻き弦」と呼ばれる構造となっており、この巻き方によってもサウンドが変わります。以下の特徴を押さえて、巻き方にも拘ってみましょう。

ラウンドワウンド:定番・伸びがいい

ラウンドワウンドは、弦の表面に丸みのある巻き方をしており、その特徴としてブライトで明瞭なサウンドが得られます。これは最も定番で一般的な巻き方の一つであり、そのざらついた感触が特徴的です。

明るくはっきりとした音色が特徴であり、音の伸びも優れています。このサウンドの特性は、特にジャズ、ロック、ポップスなどのジャンルで広く愛用されています。明瞭なアタックと豊かなハーモニクスが、演奏において良い表現力を生み出します。

ラウンドワウンドは、そのブライトなサウンドと快適な弾き心地から、ギタリストがこだわりなく選ぶ一般的な選択肢となっています。特に初心者や多様なジャンルで演奏するプレイヤーにとって、オールラウンドに使いやすい巻き方です。

フラットワウンド:甘い音色・心地いい感触

フラットワウンドは、丸みを帯びた甘い音色が特徴であり、その巻き方はラウンドワウンドとは対照的です。フラットワウンドの弦はつるつるとした表面を持ち、触れたときの心地よさがあります。

この巻き方は、特にジャズなどのジャンルによく合い、その甘い音色が特徴的です。フラットワウンドは、しなやかで柔らかな弾き心地があり、その心地よい感触がプレイヤーにとって魅力的です。また、つるつるとした表面は指の動きをスムーズにしてくれるため、スライドやレガートなどの演奏テクニックにも適しています。

ジャズギタリストや、柔らかく甘いトーンを求めるミュージシャンにとっては、フラットワウンドが好まれることがあります。ジャンルや個々の好みによって選ぶと、その効果を発揮し、特有の音色と心地よいプレイ感が演奏に加わります。

ハーフラウンド:弾きやすい・サウンドもいい

ハーフラウンドは、ラウンドワウンドとフラットワウンドの中間的な質感を持つ弦であり、その特長は双方の良い部分を兼ね備えています。具体的には、ラウンドワウンドのはっきりとした音色と、フラットワウンドの手触りを融合させた結果、弾きやすさとサウンドの良さのバランスが得られます。

ハーフラウンドは、その中間的な性質から、弾き手がサウンド面でも弾きやすさの面でも妥協したくない場合に適しています。音色ははっきりとしていますが過度にキラキラした感じがなく、手触りは滑らかで指を優しく受け入れるような感触があります。

このバランスが取れた特性は、ジャンルやプレイスタイルに関わらず、多くのギタリストにとって魅力的です。ハーフラウンドの弦は、一般的な弦の特性の中でも中庸な部分を提供するため、演奏者が異なる音楽スタイルや要望に対応するための汎用性があります。

ギターの弦おすすめメーカー・シリーズ

ギターの弦には、定番と言われるメーカーやシリーズがいくつかあります。楽器屋に並ぶ種類も大体どのお店でも代わりはしないので、多くの場合は、以下で紹介するメーカー・シリーズのものを使うのが一般的です。

ここからは、定番のギター弦メーカーと人気のシリーズの特徴について解説します。

メーカー1:D’Addario(ダダリオ)

D’Addario(ダダリオ)は世界中で高いシェアを誇る弦メーカーであり、多くのギターメーカーが出荷時に採用していることでも知られています。このメーカーが製造するエレキギター弦は、その落ち着いたサウンドが魅力とされています。ダダリオの弦は、コーティングが施されていないにもかかわらず寿命が長く、弦交換にかかるコストを軽減したいギタリストにとって便利な選択肢です。

特にダダリオの弦が有名なのは、弦の端にあるボールエンドが色分けされていることです。1弦から6弦の順でシルバー・パープル・グリーン・ブラック・レッド・ゴールドに色分けされ、これによって弦交換時に間違えにくくなっています。初心者にとっては特に使いやすく、エレキギター弦の選択肢としても広く知られています。

XL Nickel Round Wound

ダダリオの「XL Nickel Round Woundシリーズ」は、エレキギター弦のスタンダードであり、ニッケル素材とラウンドワウンドの巻き方が特徴です。世界中のミュージシャンに支持され、高水準のクオリティとバランスを誇ります。

XL ProSteels Round Wound

ダダリオの「XL ProSteels Round Woundシリーズ」は、ステンレス素材とラウンドワウンドの巻き方が特徴的なエレキギター弦です。このシリーズは非常にブライトなサウンドを提供し、サスティンが抜群です。

NYXLシリーズ

ダダリオのNYXLシリーズは、ニッケル素材とラウンドワウンドの巻き方を特徴とするエレキギター弦の上位品番です。このシリーズは、通常のニッケルワウンド弦と比べて、ややブライトで大音量なサウンドを提供します。さらに、チューニングの安定性が向上しており、チューニングにかかる時間が短縮され、合った状態をより長時間維持できる特徴があります。

メーカー2:Elixir Strings(エリクサー)

エリクサーは、コーティング弦を製造するメーカーとして高い知名度を誇ります。テイラーやアイバニーズなど多くのギターメーカーが出荷時に採用しており、その品質の高さには定評があります。

エリクサーのエレキギター弦は、特許を取得した極薄コーティングを施したモデルが特に人気です。このコーティングは腐食、汚れ、皮脂、汗などの要因が音色に悪影響を与えるのを抑制するだけでなく、優れた耐久性を持ち、長期間使用することができます。これにより、音のクオリティを保ちながら弦の寿命を延ばすことが可能です。

ELECTRIC NANOWEB COATING

エリクサーの「ELECTRIC NANOWEB COATING」は、NANOWEBコーティングが特徴のエレキギター弦です。このコーティングは、ラウンドワウンドの弦をしっかりと覆い、巻き線の隙間に汚れが入り込むのを効果的に防ぎ、弦を錆びにくくし、驚異の長寿命を実現しています。そのため、交換頻度を減らしたいプレイヤーや手間をかけずに弦の良さを維持したい方におすすめです。音質も優れており、コーティングによって手触りが滑らかで演奏しやすくなっています。コーティング技術に優れたエレキギター弦の一つです。

ELECTRIC OPTIWEB COATING

エリクサーの「ELECTRIC OPTIWEB COATING」は、最近新しく追加されたシリーズで、OPTIWEBコーティングが特徴です。この新しいコーティングは、通常のノンコーティング弦のようなサウンドと自然な弾き心地、グリップ感を提供しています。これにより、従来のコーティング弦のような弾き心地が苦手な方でも、長寿命な弦を楽しむことができます。OPTIWEBコーティングは、巻き線をしっかりと保護しながらも、弦の自然な鳴りを損なわず、プレイヤーに快適な演奏体験を提供します。

メーカー3:ERNIEBALL(アーニーボール)

アーニーボールは、1962年から高品質な弦を製造し続けているメーカーです。大手メーカーでありながら比較的リーズナブルな価格で購入できることが特徴で、コストパフォーマンスに優れたエレキギター弦を提供しています。この点が、定期的な交換が必要な弦にかかるコストを軽減したいギタリストにとって魅力的です。

アーニーボールのエレキギター弦は、張った際のテンションが比較的弱めであり、弦を押さえる指が痛くなりにくいという特長があります。また、そのサウンドはきらびやかで高音が魅力的です。ジミー・ペイジポール・マッカートニーなどの有名アーティストからも高い支持を得ており、張りたての弦を弾いた際に生まれる美しいブライトな音色が特におすすめです。

SUPER SLINKY(09-42)

アーニーボールの「SUPER SLINKY」は、SLINKYシリーズの一部で、特に細めに設計されたエレキギター弦です。ニッケルのワウンド弦で、6弦の太さは0.042インチで、1弦は0.009インチと非常に細く、全体的にテンションが低いため、押さえやすさがポイントです。

押さえやすさにより、チョーキングやビブラートがしやすく、力の弱い方や手の小さい方に特におすすめです。余計な力を入れずに弦を押さえられるため、ギターソロに挑戦したい方にも適しています。

REGULAR SLINKY(10-46)

アーニーボールの「REGULAR SLINKY」は、エレキギター用の定番弦です。1弦は0.010インチ、6弦は0.046インチと、エレキギターの標準的なゲージであり、太さに迷う方におすすめです。クセの少ないサウンドで、ロック、ポップス、ジャズなど、幅広いジャンルに適しています。

低音側は「スズ・メッキ・ヘックス・スティール・コア」に「ニッケル・メッキ・スティール・ワイヤー」のワウンド、高音側は高硬度の「スズ・メッキ・ハイ・カーボン・スティール」のプレーン弦で構成されています。

ギターの弦おすすめアイテム9選

ここからは、具体的におすすめの品番について説明します。

迷ったらコレ!定番品のおすすめ3選

まずは、「選択肢が多すぎて選べない!とにかく定番でいいやつを教えて!」という方におすす目の、定番品でおすすめのものを3つ紹介します。

定番おすすめ1:ERNIEBALL SUPER SLINKY

アーニーボールの「SUPER SLINKY」は、Electric Slinkyシリーズの代表的なエレキギター弦で、世界中のトップ・ギタリストから圧倒的な支持を受けています。この弦は癖がなく、バランスのとれたサウンドが特徴で、ジャンルを問わず広く活用されています。人気のメーカーであるERNIEBALLの中でも大定番であり、プレイヤーにとって信頼性の高いエレキギター弦として知られています。

定番おすすめ2:D’Addario XL Nickel Round Wound EXL120

D’Addario XL Nickel Round Wound EXL120は、DADDARIOの大定番エレキギター弦で、Super Lightゲージ(009、011、016、024、032、042)。オーソドックスなニッケル・ラウンドワウンド素材を採用し、世界中のギタリストが愛用する理由は、ブライトなサウンドが様々なプレイスタイルに対応するためです。圧倒的な支持を受け、Robben Fordなど有名ギタリストも使用しています。XL NICKELシリーズは信頼性と高品質を備え、幅広い音楽ジャンルで活躍します。

定番おすすめ3:Elixir Strings ELECTRIC NANOWEB COATING Light 1046

エリクサーのELECTRIC NANOWEB COATING Light 10|46は、コーティング弦の優れた選択肢です。ナチュラルなタッチが特徴で、ノンコーティング弦と同様の感覚で演奏できます。コーティングによりフィンガーノイズが程よく抑えられ、初めてのコーティング弦にも最適です。

ストラトテレキャスに最適!ロングスケール用の弦おすすめ3選

ストラトキャスターテレキャスターなどのロングスケールのギターは、張りが強いのが特徴です。そんなギターにおすすめしたいロングスケール向けの弦でおすすめのものを3つ紹介します。

 

なお、フェンダーのおすすめギターやモデルごとの違いについては、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

ロングスケールおすすめ1:Elixir Strings ELECTRIC NANOWEB COATING Super Light

エリクサーの「ELECTRIC NANOWEB COATING Super Light」は、状態を長期間キープする革新的な弦です。特殊なポリマー技術により、汗や体の油分、汚れから巻き弦を守り、腐食を防止します。通常の弦に比べて3~5倍も長持ちし、張り替え時の高音質を維持します。1997年以来、多くのプロ・アマチュアミュージシャンに愛用されています。

ロングスケールおすすめ2:ERNIEBALL ZIPPY SLINKY

アーニーボールの「ZIPPY SLINKY(スーパーライト・ゲージ)」は、アーニーボールのSLINKYシリーズで、特に細めに作られたエレキギター弦です。ニッケルのワウンド素材を使用し、6弦の太さは0.036インチ。1弦は0.007インチと細めで、全体的に低いテンションが特徴。押さえやすく、力の弱い方や手の小さい方に適しています。これにより、チョーキングやビブラートもしやすく、ギターソロに挑戦する方にもおすすめです。

ロングスケールおすすめ3:D'Addario NYXL 0942

ダダリオの「NYXL 0942」は、エレキギター弦のSuper Lightセットで、ハイ・カーボン・スチールの芯線とプレーン弦を採用しています。配合を見直したニッケルメッキの巻き線が磁気特性を向上させ、ミドルの強調された力強いサウンドが魅力です。NYXLシリーズはダイナミック・レンジと広いハーモニック・レスポンスを追求し、高品質なギター弦として知られています。

レスポールセミアコに最適!ミディアムスケール用の弦おすすめ3選

レスポールセミアコなどのミディアムスケールのギターは、テンションがキツすぎないため、力強くて甘いサウンドが特徴的です。そのようなギターにおすすめの弦を3つ紹介します。

ミディアムスケールおすすめ1:Elixir Strings ELECTRIC NANOWEB COATING Light

エリクサーの「ELECTRIC NANOWEB COATING Light」は、エリクサーの中でも特に長寿命な弦です。NANOWEBコーティングは自然なタッチとブライトで迫力のあるサウンドを提供し、コーティングを感じさせない仕上がりです。フィンガーノイズも程よく抑え、エレキギターの定番であるライトゲージとして知られています。

ミディアムスケールおすすめ2:D’Addario XL Nickel Round Wound EXL110

ダダリオのXLシリーズ、特にEXL110は、オーソドックスなラウンドワウンドのニッケル弦で、ブライトなサウンドが魅力です。1弦が0.010インチ、6弦が0.046インチというレギュラーゲージで、クセが少なく、幅広いジャンルに適しています。世界的に多くのギタリストが愛用し、色違いのボールエンドもデザインのアクセントとして魅力的です。

ミディアムスケールおすすめ3:ERNIEBALL REGULAR SLINKY

アーニーボールのRegular Slinky(10-46)は標準的なゲージで、太さの選び方が不安な方に最適です。クセの少ないサウンドがロック・ポップス・ジャズなど幅広いジャンルにマッチします。手ごろな価格で入手しやすく、スタジオや店舗で簡単に入手可能です。

まとめ

エレキギターの弦は、サウンドや弾きやすさ、耐久性などに影響するため、ギタリストがこだわるポイントの一つです。また、定番のメーカーやシリーズがありますが、それぞれの特徴を理解し、自分の目標とするサウンドや弾き心地に合わせてベストなものを選びましょう。

 

また、以下の記事では自宅で練習する際におすすめのヘッドホンや選び方について紹介しています。こちらも良かったら参考にしてください。

ギター初心者が必要なものとは?はじめに欲しいものから、後々必要なものまで徹底解説!

 

 

これからギターを始める方にとって、ギターを弾くために必要なものは細々しており、全部持っているのかわからなくなりますよね。

この記事では、ギターを弾くために必要なものを一覧にすることで、必要なものが揃っているか確認しやすくしています。また、それぞれのアイテムについて役割や選ぶうえでのポイントも解説しており、これから購入を検討する際におすすめのアイテムもそれぞれ紹介します。ギター以外のものでまだ揃えられていないものがある人は、ぜひ参考にしてください。

ギター初心者が必要なもの一覧

茶色と白のアコースティックギターを弾く人

まずは、これから紹介する必要なものを一覧に示します。既にあるものと、買い忘れていたけど欲しいものを整理して、自分のギター用品が揃っているか確認しましょう。

【はじめに必要なもの】

必要なもの

役割

おすすめ商品

ギター本体

弾く

Fender Made in Japan Traditional 60s Stratocaster

ギタースタンド

ギターを置いておく

キョーリツ GS103B

チューナー

ギターの音を合わせる

YAMAHA YTC5

ピック

ギターの弦を弾く

なんでもOK

アンプ

ギターの音を大音量で聞く

Marshall MG10

シールド

ギターとアンプを接続する

Ex-pro FA series 3.0m L/S

ストラップ

ギターを肩からかける

ERNIE BALL 4037 POLYPRO STRAPS

ストラップピン

ストラップを固定する

SCHALLER S-Locks

メンテナンス用品

ギターをお手入れする

後述

 

これ以降は、それらの役割や選ぶ際のポイント、「初心者が迷ったらコレ!」というおすすめ商品について細かく解説していきます。

ギター初心者がはじめに必要なものとおすすめ商品

まずは、ギターをこれから始める初心者がはじめに買い揃えておきたいアイテムについて解説します。多くのアイテムが「初心者セット」などのギターセットを購入すると付属していますが、それなりのギターを購入する場合には自分でイチから集める必要があるので、参考にしてください。

1:ギター本体

ギター本体は、言わずもがなギターを始めるためには必要なものですね。初心者がこれからギターを選ぶ際には、以下のことを意識して選ぶようにするのがおすすめです。

  • 音の好み:ブランドやモデルによって異なる
  • 予算:①10万円前後、②12万円前後、③20万円前後 あたりがおすすめ
  • ブランドと評判:好きなメーカー・評判のいいメーカーを選ぶ
  • 弾きやすさ:ネック太さ・弦高・ボディ形状などを選ぶ

これらのポイントを考慮して、私がおすすめするのは「Fender / Made in Japan Traditional 60s Stratocaster」です。


ストラトキャスターは、「ギターの定番」と言われることも多く、プロからアマチュアまで幅広いギタリストが愛用しています。また、メーカーであるFender Japanは、国産でコストパフォーマンスが高いのが特徴です。汎用性の高いギターを初めから持っておくことであなたのギターライフも楽しくなること間違いなしです。

 

なお、フェンダーのギターごとの違いやおすすめ機種については、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。

 

hobbies.hatenablog.com

 

2:ギタースタンド

ギタースタンドはギターを安定して立てかけるためのアクセサリーであり、ギターを置いておくときに倒れたり傷ついたりするリスクを軽減します。また、ギターを壁に立てかけるとネックが曲がってしまうこともあるため、ギタースタンドを使用することでネックを保護するという役割もあります。

また、ギタースタンドには主に以下の3種類があるため、好みや用途に合わせて選びましょう。

  • シングルスタンド:通常のスタンド。1本のギターを立てておくためのもの
  • マルチスタンド:複数のギターを同時に立てておくことができる
  • ウォールマウントスタンド:ギターを壁にかけることができ、省スペース

インテリアやギターとの相性にもよるが、キョーリツの「GS103B」は定番アイテムなので、迷ったときにはこれにすれば間違いありません。

3:チューナー

チューナーはギターの音を正確な高さに調整するための不可欠なアイテムです。ギターの弦の音を正確なキーに合わせることができます。画面やLED表示を見ながらペグを回すことで、弦の音が正しいかどうかを視覚的にも確認できます。

なお、チューナーを選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう。

  • 表示の見やすさ:LED表示や液晶画面での表示のものがある
  • 使いやすさ:ボタン・機能が多いものや、シンプルなものがある
  • 持ち運びやすさ:クリップタイプ(コンパクト)〜エフェクタータイプ(大きい)

演奏する場所によって精度や必要な表示方式なども異なるので、自分のギターを低環境に必要なものを選ぶようにしましょう。初心者で何を選べばいいかわからない方は、YAMAHAの「YTC5 クリップチューナー」を購入しましょう。

YTC5は、小型でありながら非常に視認性が高く、使い勝手の良い液晶式のクリップオンチューナーです。バックライトも搭載されており、暗いステージでも使えます。また、「オートパワーオフ機能」によって電池の無駄を防ぎ、長時間の使用も可能です。さらに、価格も1000円前後と手頃であり、初心者にも手を出しやすい高いコストパフォーマンスのアイテムです。

また、精度や反応速度などは劣りますが、購入するのが面倒な方は「無料のスマホアプリ」を使用するのも有効な手段です。ただし、正しいギターの音で練習しないと、演奏が合っているのか間違っているのかがわからなくなってしまうため、できれば一つは専用のチューナーを持っておくことをおすすめします。

4:ピック

ピックは、ギターの弦を弾くための道具で、エレキギターの演奏には必須のアイテムです。指や手を使わずにピックを使って弾くことで、特有の音色やテクニックが可能になります。

ピックは150円前後のものが多いため、たくさん購入して気分で使い分けている人も多くいますが、選ぶポイントは以下の通りです。

  • 素材:セルロイド、トーテックス、ベッコウなどがあり、音や弾きやすさに影響
  • 厚み:1.15~0.5mmがあり、厚いほどアタック感が、薄いほど繊細さな音が出せる
  • 形状:トライアングル、ティアドロップがあり、人によって好みが分かれる
  • 滑りにくさ:素材や表面加工によって滑りにくいものもある

見た目や使ってみた感覚でかなり好みが分かれるアイテムではありますが、私のおすすめは以下の商品です。

これまた定番のアイテムで、楽器屋に行けば必ずおいてあるような商品です。他のアイテムを購入するのに合わせれば、わざわざお店に行かなくても買えるのでまとめて購入してしまうのがおすすめです。(小さすぎてなくすこともよくあるものですしね。)

5:アンプ

アンプは、ギターからの信号を増幅させて音を大きくするアイテムです。アンプを通すことで、エレキギターの本来の音色を聞くことができるので、こだわりのギターの音色を楽しむためには必要なアイテムです。

なお、アンプを選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう。

  • 出力:0.5Wから50W以上まであり、自宅では20W前後がおすすめ
  • サイズ:USBメモリサイズ、卓上サイズ、洗濯機サイズなどさまざま
  • 調整機能:基本はGain、Volume、Toneの3つ。多ければより細かく設定できる
  • エフェクター機能:音色を変えられるエフェクターが内蔵されているものも
  • 電源方式:基本的にコンセントのAC100V。小型では内蔵バッテリーや電池式も

このようなポイントを押さえた上で、私が自宅用におすすめするのがMarshallの「MG10」です。

Marshall「MG10」は、自宅でのギター練習に最適な小型アンプとして、その魅力が複数の要素によって形成されています。まず、操作の簡便性が際立っており、2つのチャンネル(クリーン・オーバードライブ)とシンプルなコンツァーコントロール1つにより、初心者でも容易に広範なサウンドを生み出すことが可能です。

さらに、アンプサウンドを忠実に再現できるエミュレート回路付きヘッドフォン出力端子を搭載しているため、スピーカーから音を出さずに夜間や深夜でも気兼ねなく練習ができます。この機能は、独自の音楽体験を提供するだけでなく、ポータビリティと組み合わさって、外出先での練習やセッションにも最適です。

3.5mmの入力端子を通じてお気に入りの音源を接続することができ、これによりセッション練習も可能。好きな音楽に合わせて演奏する楽しみを広げつつ、豊富な接続オプションを備えています。

 

また、自宅練習でアンプを使用できない場合の対策などは、以下の記事でも詳しく説明しているので、参考にしてください。

 

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6:シールド

シールドはエレキギターと他の機材をつなぐ際に必要なケーブルで、アンプやチューナーなどとの接続に不可欠です。シールドの品質によってサウンドが大きく変わるため、選ぶ際にはさまざま注意が必要です。

なお、シールドを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 品質:音質に大きく影響する
  • 長さ:アンプやエフェクターとの位置関係を考慮して選ぶ
  • プラグ形状:ストレートとL型があり、ギターやアンプの端子位置によって選ぶ

これらのポイントを押さえて、私がおすすめするのは、Ex-proの「FA series 3.0m L/S」です。

FA series 3.0m L/Sは、超広い音域再生と太く芯のあるサウンドで知られ、音圧感に満ちた音色が特徴です。楽器用極太ケーブルは直径8φで、ダイナミック・レンジを損なわず、中低域と高域のバランスが優れています。

新素材(HIIIX)の採用により、長さに関わらず高域劣化を最小限に抑え、ハイ落ちやアタック感の低下を防ぎます。高音質プラグやプラグキャップの品質も重視され、特殊黄銅削り出し品を使用して余分な響きを排除しています。

7:ストラップ

ギターのストラップは、ギターを肩から担ぐために使用するヒモです。ストラップがあることによって、ギターを持つたびに演奏ポジションが毎回変わることなく一定の姿勢でギターを構えることができます。

なお、ストラップを選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう。

  • 素材:革や布があり、体への負担や耐久性に影響
  • 幅:安定性・ファッション性・収納性などに影響
  • 長さの調整方法:ピン方式やスライド式があり、調整の細かさなどに影響

これらのポイントを押さえた上で、私がお勧めするのはERNIE BALLの「4037 POLYPRO STRAPS」です。

4037 POLYPRO STRAPSは、定番のギターストラップで1000円前後で手に入る手頃な価格のアイテムでありながら、エリック・クラプトンをはじめとするプロのギタリストも数多く使用する人気のストラップです。まさに、プロアマ問わず「迷ったらこれ」という一本です。

8:ストラップピン

ストラップピンは、ストラップをギターに固定しておくために必要なもので、ピンがよくないとストラップが外れてギターが破損してしまうため、非常に重要なアイテムです。

なお、ギターストラップを選ぶ上では、以下のポイントを押さえる必要があります。

  • 機構:ピン型とロック型があり、固定力の強いピン型がおすすめ
  • 取り付けやすさ:引っ張って取り付けるものと、押し込んで取り付けるものがある
  • 素材:耐久性や操作性に影響
  • メーカー:ロングセラーで信頼性の高いメーカーのものを使用するのがおすすめ
  • デザイン:ギターやストラップのデザインを損なわないか考慮

これらのポイントを押さえた上で、私がおすすめするのは、SCHALLERの「S-Locks」です。

S-Locksは、従来のSecurity Lockから進化した新デザインを採用しており、ストラップの取付部が延長され、より簡単にロック&リリースが可能です。新たに導入されたロック・ホイールは見た目だけでなく、確実なストラップの留め具として優れています。

使いやすいデザインと高い安定性が、演奏者に素早い操作と信頼性を提供します。耐久性に優れた高品質な素材が使用されており、安心して長期間使用できます。ストラップピンをまだ使っていない初心者ギタリストにとって、一生ものとなる重要なアイテムです。

 

なお、ストラップピンについては、以下の記事でも細かく紹介しているので、参考にしてください。

 

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9:メンテナンス用品

ギターは人の手で弾くものであり、木材でできた繊細な楽器です。そのため、人の手が触れれば皮脂や汚れが付着して、放置していれば木材が変形するため、こまめにメンテナンスすることで性能を維持して良い状態に保つことができます。

ギターのメンテナンス用品としては、以下のアイテムが必要です。

  • ギタークリーナー:表面を汚れから清潔に保つための洗浄剤
  • ポリッシュ剤:表面を光沢ある状態に仕上げ、保護するための薬剤
  • フレットボードオイル:指板に適切な保湿と保護を提供するためのオイル
  • フレットクリーナー:フレットの汚れや酸化を取り除く洗浄剤
  • マイクロファイバークロス:表面やフレットボードを傷つけずに拭くクロス
  • 弦交換工具(弦ワインダー、ニッパー):弦交換時に必要なツール
  • 六角レンチ:ギターの弦の高さやアクションを調整する
  • ドライバー:ギターのネックやピックガードなどのネジを調整する

これらの道具は、ギターを長く使う上では必要な道具なので、なければ揃えておきましょう。

10:その他

これらの必須アイテムに加えて、以下のアイテムも後々必要になるので、初心者が必要なアイテムを揃えた後で用意することをおすすめします。

楽譜・バンドスコア

ギターの練習をするためには、正しい弾き方を身につける必要があります。今では、YouTubeや無料サイトなどで簡単にコードやtab譜を確認できますが、公式で販売されている楽譜やバンドスコアには、演奏に関するアドバイスや正しい運指などが記入されているため、より練習が捗るようになっています。

ネット上の情報だけでは足りないと感じてしまう場合や、好きなバンドやアルバムのバンドスコアがあれば購入して参考にしてみましょう。

 

なお、おすすめの練習曲については以下の記事で説明しているので、参考にしてください。

 

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カポタスト

ギター初心者が直面する壁の一つは、難しいコードや難解なフレーズを弾くことです。多くの初学者がこれに挫折し、ギターを辞めてしまうことがあります。この問題を解決するために、カポタストがおすすめです。

カポタストは、ギターのネックに直角に取り付ける道具で、フレット間の1弦から6弦全てを押さえた状態にしておくことのできる、魔法のツールです。つまり、カポを使うことでキーを変換することができ、それによってローポジションでいろんなキーの曲が弾けるようになります。

ハイフレットでのコードやバレーコードが苦手な初心者にとってとても心強いツールです。

エフェクター

エフェクターは、エレキギターサウンドをより上質なものに変更するためのツールです。アンプとギターだけでは表現することのできない音を作ることができ、全てのギタリストを沼らせるアイテムでもあります。

自分の理想の音を探求することは、ギタリストにとってとても魅力的なものですが、そこには正解がありません。だからこそ、無限の組み合わせの中で答えのない音の旅に出てしまうのがギターオタクというもの。

初心者のうちは、エフェクターにこだわりすぎるのはおすすめしません。エフェクターでの音作りと、自力で表現力をつけることはトレードオフの関係にあり、エフェクターに拘ってしまうと表現力をつけるトレーニングがおざなりになってしまいます。

初めのうちは必要ありませんが、ギターのモチベーションを維持するためや、より理想的な音を探求するためには必要不可欠なアイテムです。ある程度実力がついたと感じたら、購入を検討しましょう。

まとめ

ギターを始めると、本体以外にもさまざまなものが必要になります。上達に関係するものもあるので、初心者のうちにできるでけ吟味して環境を整えておくことが重要です。何が自分に足りていないか迷ったら、この記事を参考にして必要なアイテムを選んでみてください。

 

エレキギター初心者向け練習曲おすすめ9選!曲選びのポイントも解説!

 

エレキギターを始めたばかり、またはこれから始めようとしている人にとって、どんな「曲」「フレーズ」を練習するか考えることは非常に重要なポイントです。曲選びによってギターが上達する速度や目指す方向性が変わってくるので、初心者のうちは「どんな曲を弾きたいんだろう」「どんなギタリストを目指したいのか」を決める上でも適切な曲選びをしましょう。

この記事では、初心者ギタリストのための練習曲を選ぶポイントやおすすめの練習曲について解説します。ポイントを押さえて自分にあった曲を選ぶことで、もっとギターが上手くなり、好きになっていくので、ぜひブックマークして何度もチェックしてください!

初心者がエレキギターで弾く練習曲を選ぶポイント

練習曲と聞くと、ギター初心者の方は、
「練習曲なんてなんでもいいし、好きな曲でいいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、それは今後の長いギター人生においては不十分です。なぜなら、ギター始めたての練習方法によって、あなたのギターを続けられる年数が決まってしまう可能性があるからです。

最も気をつけなければいけないことは、「いきなり難しい曲に挑戦しない」ということです。初心者が難しい曲を練習することで、ケガや挫折のリスクが一気に高まります。ギターを長く続けて上達したいなら、まずは「簡単な曲」を選ぶのがおすすめです。

ただし、どんな曲が初心者にとって簡単な曲かすら、わからないかもしれません。ここからは、初心者が簡単な練習曲を選ぶ際にはどんなポイントを意識すれば良いか解説していきます。

ポイント1:テンポが速くない曲を選ぶ

憧れのギタリストのプレイには、超アップテンポな曲を寸分のリズムも外さずに正確に刻めたり、ド派手な速弾きなどの印象が強いかもしれませんが、初心者であればまずは、スローテンポな曲を選ぶのがおすすめです。その理由を解説します。

おすすめ理由1−1:正確に弦を押さえるクセがつく

実はテンポの速い曲と遅い曲では難しいポイントが変わってきます。例えば、テンポの速い曲はリズムキープが難しいかもしれませんが、多少であれば音に間違いがあっても許容されることが多いのも事実です。それに対して、テンポの遅い曲はリズムキープが簡単である代わりに、ミスタッチや不協和音が目立つため、正確な音が求められます。

ギターを弾く際には、リズムはもちろん大切なことですが、初心者であればまずは「運指」や「左手の指使い」が重要です。確実に抑えることができなければ、どんなに正確なリズムキープができてもただの雑音になってしまいますからね。

そのため、初心者であれば、まずはリズムキープが簡単なスローテンポの曲を使って、左手の指使いの練習に集中するのがおすすめです。

おすすめ理由1−2:ミスがわかりやすい

スローテンポな曲は、一音一音を弾くことにも聞くことにも集中できるため、ミスすると目立ってしまいます。実際、上手なギタリストでもゆっくりしたテンポの曲は緊張するから苦手だという人もいるくらいです、それが初心者にとっては練習しやすい理由です。

初心者は、自分が正しく押さえて弾けているかを確認するのに慣れていないでしょう。そのため、自分が弾いていて違和感を覚えやすいスローテンポな曲で練習することで、ミスに気づいてすぐに修正するクセをつけることができます。

ポイント2:ギターソロが少ない曲を選ぶ

ギター初心者の練習曲選びの他のポイントとしては、「ギターソロが少ない曲」を選ぶという点が挙げられます。やはり、エレキギターを始めたからには、ド派手なギターソロでかっこよく決めたいと思うでしょうが、初めのうちは我慢しましょう。その理由を解説します。

おすすめ2−1:難易度が高くて挫折しやすい

ギターソロは、ギタリストの一番の見せ場であってその曲の印象すら決めてしまうほどの威力のあるフレーズです。多くの場合は、ギタリストの技量に合わせて複雑なフレーズが使われるため、初心者にとってはかなり難易度が高いものでしょう。

そのような難しい曲に挑戦するあまり、「いつまで経っても曲が弾けるようにならない」と感じてしまい、いつか心が折れてギターを辞めてしまうかもしれません。そうならないためにも、ギターソロが少なくて難易度が低い曲から始めるのがおすすめです。

おすすめ2−2:基本がわからなくなる

初心者のギタリストにとっては、難しい曲に挑戦するよりも、多くの曲に触れて「ギターの感覚をつかむ」ことを優先させるべきです。個人的には、初心者が感覚をつかむためには、難しい曲である必要はないので、ギターソロは少なくても良いと考えています。

というのも、ギターで意識する大きなポイントとして「コード進行」と「スケール」というものがあります。ボーカリストがギターで演奏しているのは、主にこのうちの「コード進行」を意識したものであり、「スケール」に関しては曲作りやソロギターでしか意識するものではありません。

ギターソロのパートは、多くの場合「スケール」と「コード進行」の両者を意識して複雑な指使いやピッキングを駆使するもので、初心者にとってはフレーズの中でそれがどうなっているのかすらわからないかと思います。

そのため、まずはギターの基本のうちの一つである「コード進行」を集中的に練習して、ギターの感覚をつかむ必要があり、ギターソロよりもバッキングが多い曲を選ぶのがおすすめです。

おすすめ2−3:楽譜がないことがある

ギタリストにとって、ギターソロはまさに「生き物」です。CDなどの音源では何度聞いても同じ音やフレーズですが、番組やライブでの演奏ではセッティングや音作り、フレーズは常に変わってしまいます(全く同じセッティング・フレーズのギタリストも中にはいますが)。

そのため、「あのライブでのプレイがかっこいいからやってみたい!」と思っても、楽譜などの参考にできる資料がないことがあります。その場合、慣れている人なら演奏する映像や音を参考にして「耳コピ」ができますが、初心者にはなかなかハードルが高くなります。

相当量の音楽を聞いているか、ギターに関する音楽理論の知識がなければ、耳コピは狂気です。ギターが弾けない初心者であれば、耳コピよりもまずは基本的な奏法の練習をすべきであり、ギターソロのような刹那なものよりも、土台となるコード進行を楽譜などで確認しながら練習していくことがおすすめです。

ポイント3:楽譜が手に入る曲を選ぶ

ギター初心者が曲選びのためにまずすることは、「バンドスコア集め」かもしれません。楽器屋や本屋にいくと、人気のアーティストから往年の人気曲までさまざまな楽譜がありますし、ネット上でもtab譜やコード譜を調べると数多くのサイトが出てきます。

初心者に最もおすすめするのは、「公式バンドスコア」が発売されている曲を練習することです。これは。公式が出していることで、ギタリスト本人が監修している可能性が高く、実際に聞いている音源と1対1の音である可能性が高いからです。

というのも、ネット上などで閲覧できる多くの楽譜は、「本人以外」が作成したものであり、部分的には音源と異なる部分があることが一般的なのです。実際の音と違ってしまうことで、そのギタリストが表現していたニュアンスが違ってしまうことがあり、聞く人によっては「違和感」になってしまうことも。

ただし、ネットで楽譜が手に入る曲であれば、楽器屋に行かずともどんどん新しい曲を覚えて練習していけるというメリットもあるので、うまく活用することで上達が早くなることも覚えておきましょう。

大好きなバンドのスコアは公式のものを購入し、名曲や「やってみたい」程度の曲をネット上で調べてどんどんレパートリーを増やしていくのがおすすめです。また、ネットで楽譜を調べられるサイトとしては、以下のものが挙げられます。

ポイント4:演奏動画がある曲を選ぶ

初心者ギタリストにとって「運指」は非常に重要なポイントです。同じようにギターを押さえていても、人差し指で押さえているか中指で抑えているか、指先で抑えているか付け根付近で抑えているかによって表現はかなり異なります。

楽譜によっては、運指まで書かれているものもありますが、多くの場合は書かれていません。運指がわからないと、変に複雑な抑え方をしていて本来よりも難易度が上がってしまっていたり、簡単な運指にするがあまり表現がチープになってしまったりすることがあります。

例えば、開放弦を使えば出せる音でも、あえてハイポジションで弾くことで和音の中でのまとまりが出たり、逆にハイポジションで押さえられる音をあえて開放弦で弾くことで不気味な音にしつつ次の音に移行する間隔を縮めたりすることができます。

そういった難易度や表現力を原曲に合わせるためには、運指が記載されている楽譜を選ぶ他には、「演奏動画をみる」という方法もあります。これによって、ギタリスト本人がどう押さえているかを分析して、自分の手癖として技術を習得することができます。

運指は手クセにも影響し、そのギタリストのキャラクターを表す重要な情報なので、初めのうちはサボらずに原曲に合わせて忠実に再現することが重要です。

ポイント5:好きな曲を選ぶ

初心者に限らず、やはりギター練習はモチベーションを上げるために「好きな曲」を選ぶのがベストです。これまで色々と説明しましたが、結局は好きな曲であればどんなに難しくても諦めずに練習するし、何度も動画を見て音源を聞いて研究するので、上達が早くなります。

そのため、困ったときは割り切って「好きな曲を完璧に弾けるようになろう!」と目標を立てることも初心者にとっては重要な選択になります。

エレキギター初心者向け練習曲おすすめ9選


初心者にとっての曲選びのポイントをこれまでに説明してきました。ここからは、これらのポイントを押さえつつ、具体的に初心者におすすめの曲を紹介していきます。紹介する曲の中で、あなたの好きな曲やかっこいいと思える曲があったら、ぜひ練習してみてください。

【定番フレーズ編】

まずは、誰もが「あ!聞いたことある!」というフレーズが入っている曲を紹介します。定番フレーズを弾くことで、ギターに詳しくない友達にも自慢できますし、なぜそのフレーズが長年愛されているかを感じることもでき、ギタリストとしての重要な初めの一歩を踏み出すのに最良の選択肢です。

1:Stairway to Heaven / Led Zeppelin


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Led Zeppelinの「Stairway to Heaven(天国への階段)」は、ギタリストの聖域とも言える曲です。緻密なアコースティックと激情のエレクトリックが融合し、繊細なピッキングと劇的なソロで初心者にも挑戦しやすい一曲です。

2:Smells Like Teen Spirit / Nirvana


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Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」は、90年代オルタナロックを象徴する曲です。簡単なパワーコードグランジ感が初心者に優しく、リフのエネルギーは演奏していて満足感を得られること間違いなしです。初心者ギタリストにとっては、ギターのリズム感とパワーのあるフレーズを学ぶことができるおすすめの一曲です。

3:Smoke on the Water / Deep Purple


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Deep Purpleの「Smoke on the Water」はロック史上最も有名なリフの一つです。単純な構造ながら迫力満点で、初心者に理想的な練習曲といえます。シンプルなパワーコードとリズムの安定性が鍛えられる、ロックギターの原点を味わえる定番中の定番曲です。

パワーコード編】

続いて、エレキギター初心者にとって練習しやすい「パワーコード」を中心とした練習曲について紹介します。パワーコードとは、比較的少ない音の数でコードのニュアンスを出すために使われ、ロックギターではよく使われる和音です。パワーコードが弾けるようになれば、ほとんどの曲の伴奏が弾けるようになるため、バンドの一員としての最低限の役割は果たせるようになります。

1:ちょ / B-DASH


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B-DASHの「ちょ」は、軽快なリズムとポップなメロディが特徴の楽曲です。シンプルな和音進行と明るい雰囲気は、初心者ギタリストにとって理想的な練習曲といえます。曲の構造はシンプルで覚えやすく、それによって楽譜を読む力や基本的なコードの押さえ方を学ぶのに適しています。

また、キャッチーで耳に残りやすいメロディも印象的で、練習することでリズム感を養いつつ、楽しいフレーズを弾く手クセをつけられます。また、歌詞やメロディに合わせてコードを切り替えることで、コードチェンジの練習にもなります。

この曲は単純明快ながらも音楽の基本を学ぶのに最適であり、初心者がモチベーションを保ちながらスキルを向上させるのに役立つでしょう。

2:風の日 / ELLEGARDEN


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ELLEGARDENの「風の日」は、力強くてメロディアスなロックサウンドが特徴の曲です。この曲は初心者にとって少しだけ高いハードルですが、充実感あふれる演奏を楽しむことができます。

曲の中で目立つのは、疾走感あるリフと単純な和音進行です。これは初心者にとって手ごろながらも、演奏のテクニック向上やリズム感の練習になります。力強いギターサウンドが耳に残り、バンドで重要なパワフルなギターの音を体感できるでしょう。

また、シングルノートの弾き語りから、歌とギターの一体感を感じられる部分まで幅広い表現があります。これにより、単なるバッキングに留まらず、歌との調和やアレンジのアイデアについても研究できます。

3:Basket Case / Green Day


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Green Dayの「Basket Case」は、90年代のパンクロックの代表的な曲で、初心者にうってつけなギター練習曲ともいえます。曲全体が基本的なパワーコードに基づいており、初めてギターに触れる人にとって手軽で理解しやすい一曲です。キャッチーで印象的なリフは、リズム感を向上させ、単純なコード進行は和音の基礎を学ぶのに最適です。

また、テンポもそれほど速くなく初心者でも追いつきやすい速さです。演奏動画などに合わせることで、ビリー・ジョー・アームストロングのボーカルとの相互作用も楽しく、リアルなバンドの演奏感覚を味わえます。また、ソロの部分もシンプルでありながら表現力があり、初心者が段階的に挑戦できる点がポイントです。

【人気J-POP編】

次に、誰もが聞いたことあるだろうJ-POPの人気曲でギター練習曲としてもおすすめのものを紹介します。

1:スピッツ / チェリー


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スピッツの「チェリー」は、J-POPの王道中の王道にして、ギター初心者にとっては、そのシンプルなコード進行が魅力的な練習曲にもなります。この曲を弾けるようになるためには、まず16ビートストロークをマスターしましょう。このリズムに慣れることで、他の曲でも通用するリズム感が磨かれます。

次にFコードを克服することが重要です。この曲ではFコードが頻繁に登場するため、1~2ヶ月でこの壁を乗り越えておくと良いでしょう。また、フルコーラスでB♭コードが出てくるので、B系コードも確実に弾けるようにしましょう。

さらに、イントロ前の部分ではブリッジミュートを使い、曲にアクセントを加えます。さらに、シャッフルリズムを導入することで曲にノリと躍動感が生まれ、オリジナリティが増します。これらの要素を順に練習し、演奏に自信を持って挑戦してみましょう。

2:丸の内サディスティック / 椎名林檎


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「丸の内サディスティック」は椎名林檎の曲で、アコースティックギターでもエレクトリックギターでも格好良く演奏できるかっこいい曲です。初心者にとっては弾きやすいコードが使用されており、特にFコードを使わないため、非常に簡単に取り組めます。曲全体の難易度はわりと低めで、アドリブの練習曲としても適しています。

この曲は1999年にリリースされた古い曲ですが、アコースティックでもエレキでも演奏できるため、レッスンや演奏の幅を広げるのに適しています。サビのコード進行はCapo-3を使用し、1小節に2つずつコードが入っています。コード進行はサビだけでなく、イントロも同じなので、一度覚えれば繰り返し演奏できます。

また、初心者には難しいと言われるFコードが出てこない代わりに、FM7というコードが使用されます。このコードはCコードに似ており、Fよりも簡単に押さえられるため、初心者でも臆せず挑戦できます。

なお、コードチェンジは歌詞の単語ではなく、コードチェンジのタイミングで曲を繋げていくことが重要です。赤丸で示された部分でコードを切り替えながらメロディをイメージして弾くと、繋がりやすくなります。コードの押さえ方が分からない場合は、コード表を見ながら実際に音を出してみましょう。「7」とつくコードは音の種類が増えるため、理論的な理解は後に回して、まずは音を感じることが大切です。

3:アイデア / 星野源


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「アイデア」は朝ドラ『半分、青い。』の主題歌であり、星野源を代表する一曲です。この曲は完全にバンドサウンドなので、弾き語りでアレンジを加えることで素敵な雰囲気が生まれます。

原曲のキーはFで、多くのコードが登場するため指が忙しいですが、弾き語りの場合はカポを5フレットにつけて、キーCの押さえ方でスムーズにコードチェンジができるなど、初心者は技量に合わせて難易度を調整することも可能です。

また、この曲は1番と2番で曲の雰囲気が大きく変わり、ギター1本で弾く場合は、1番はストローク主体で力強く、2番はミュートサウンドでグルーブを出して弾くことがおすすめです。

「アイデア」はマスターに時間がかかるかもしれませんが、弾き語りストとしてのレベルを確実にアップできる曲とされています。じっくりと取り組んでみてください。

まとめ

初心者にとって、ギターの練習曲を選ぶことは非常に重要であり、難しいことでもあります。基本的には好きな曲を練習すれば良いのですが、いくつかのポイントをおさえて練習曲を選ぶことで上達も速くなり、挫折もしにくくなります。押さえるべきポイントやおすすめの練習曲について記事の中で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

また、練習曲を弾くときにおすすめしたいヘッドホンなどの機材は、以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

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エレキギター用ヘッドホン・ヘッドホンアンプおすすめ3選!自宅での騒音対策も解説!

エレキギターを購入すると、テンションが上がってつい「ジャーン!」とやってしまいたくなりますが、ギターを弾くのって大体が自宅ですよね?田舎の一軒家なら問題はありませんが、住宅街やアパート・マンションでは、アンプをつないでギターを弾くと騒音トラブルになりかねません。

そこでおすすめなのが「ヘッドホンを使った練習」です。ヘッドホンを使えば、ご近所トラブルを気にすることなく毎日ガンガン練習できます。

この記事では、エレキギターを自宅で練習する時の悩みからヘッドホンでギターを練習する方法や必要な機材、おすすめのヘッドホンまで解説していきます。ギターの上達には、毎日触ることが大切です。騒音トラブルで悩んでしまっている人は、ぜひ参考にしてください。

エレキギターを自宅で練習するときの悩み

まずは、エレキギターを自宅で練習する時の主な悩みについて解説します。

1:騒音トラブルが怖くて練習できない

自宅でギターの練習をする際、騒音トラブルのことを考えたことがない人はいないんじゃないでしょうか?時間や場所に寄らずにプレイしてしまうと、「近所で有名な騒音ギタリスト」になってしまうかもしれません。

そのため、早朝や深夜などの迷惑になる時間帯を避けて練習する必要があります。しかし、日中は仕事や学校があるため練習できないという人がほとんどでしょう。仕事から帰ってきて、せっかく練習しようと思ってもご近所トラブルが怖くて練習できない。そんなジレンマを抱えている人は多いことでしょう。

そんな人は、この記事を最後まで読むことで、悩みが解決するかもしれません。

2:毎日練習が続かない

「ギターがうまくなるためには、毎日練習しなければならない!」そうやって意気込んでも、なかなか続かないという悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?

それもそのはずです。ギターは、多くの人にとって「なくてはならないもの」ではないはず。例えば、寝たりご飯を食べたりすることは、「なくてはならないこと」なので、毎日無意識に続けられるでしょう。ギターは、それよりも優先度が低いので、毎日続けられないのが当たり前です。

ギターを毎日続けるためには、以下のようなポイントを意識することが重要です。(あくまで個人の意見ですが)

  • 練習メニューを決めておく
  • お気に入りの機材を使う
  • 「本番」を設定する
  • 「いつでも練習できる」環境を整える
  • 好きなバンドのライブに行ってモチベーションを上げる

この中でも、「いつでも練習できる環境を整える」ことは、毎日ギターを続けるためには重要です。例えば、いつでもギターを手に届く位置に置いておいたり、ギターにストラップやピックを装着した状態にしておいたりすると、ギターを弾き始めるまでの手間が省けます。こういった工夫によって、毎日ギターに触る習慣ができれば、自然と毎日練習が続けられるようになります。

3:アンプから音を出したい

エレキギターは、アンプやエフェクターに接続して大音量で鳴らすことで真価を発揮します。しかし、アンプにつないで「ジャーン!」とやってしまうと、騒音トラブルになるため、怖くてアンプにつなげられない。そんな人も多いのではないでしょうか。

せっかく気に入ったサウンドのギターやアンプを購入しても、それらが使えないのではモチベーションが下がってしまいますよね。そこで、ギター本来の音を楽しみながらご近所迷惑にならないためには、以下の方法がおすすめです。

  • スタジオで練習する
  • カラオケに機材を持ち込む

これらの方法なら、音を鳴らしても誰かに文句を言われることはありません。ただし、利用料金や営業時間があるので限られた時間しか演奏できないということと、カラオケの場合は楽器の使用が許可されたところでしか練習できないことに注意が必要です。

エレキギター本来の音を聴きながら練習したいという人は、やはり「ヘッドホン」を使用するのがおすすめです。この記事を読んでいただければ具体的なやり方がわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

エレキギターの騒音トラブルに対する解決策

エレキギターの騒音トラブルは、多くのギタリストの悩みのタネだと思います。ここからは、その悩みを解決する方法について解説します。

解決策1:ヘッドホンを使用する

エレキギターの騒音トラブルを回避するための最もシンプルな解決方法は「ヘッドホンを使用すること」です。ヘッドホンを使用することで、他の人には聞こえないように、大音量で音を鳴らすことができるため、騒音トラブルを回避することができます。

大音量でギターの音を聞くことで、演奏のミスや表現方法も細かく確認できるため、練習のモチベーションが上がります。また、騒音を気にせずピッキングできることで、「変なクセ」が付かないため、上達が早くなることが期待できます。さらに、環境さえ整えれば自宅の好きな部屋で練習できるので、暑い日や寒い日でも練習でき、毎日ギターを練習するために障害になることもありません。

ただし、ヘッドホンでエレキギターから出る音を聞くためには、ギターとヘッドホンの間に何かしらの機器を接続する必要があります。具体的な方法については、記事の後半で説明します。

解決策2:防音室を設置する

エレキギターの騒音トラブルを回避するためには、防音室を設置するという方法もあります。防音室には自宅の中に設置できるものも発売されており、既存の住宅でも増築することができます。

ただし、市販されている防音室キットは安くて「約50万円程度」となっており、良いものだと「数百万円」するものもあります。あまりに簡易的なものだと、本来必要な防音性能が確保できなかったり、空調を入れることができず、夏は暑くて練習が捗らないなどのデメリットがあります。

また、防音室を設置してしまうと、その部屋の用途が限られてしまうため、住宅としての利便性が減ってしまい、家族にとっては迷惑に感じられてしまうかもしれません。

このように、実際に防音室の設置を検討するためには、十分な予算を見越した上で家族の理解も得る必要があるため、ハードルが高く、現実的ではありません。

解決策3:サイレントギターにする

「サイレントギター」とは、ヤマハが発売するギターの商品名です。ボディを持たず、フレームのみでネックと弦を繋ぐような構成になっており、その名の通り、ギター本体からの音が極端に小さいのが特徴です。

ボディがないことによって、収納した時には非常にコンパクトになるため、持ち運びにも最適で、出先でギターを弾きたい人にとっても最適な手段です。また、独特なスタイリッシュなフォルムから、リビングなどに置いていても邪魔にならないようなインテリア性も兼ね備えています。

ただし、2023年12月現在の価格では安くても6.5万円するため、「ちょっとギター欲しいな」という感覚で購入するにはややハードルが高いのが難点です。予算を気にせず、自宅や出先で使いやすいギターを求めている方にはおすすめですが、「エレキギター本来の音を楽しみたい」という目的からは外れてしまうため、そういう方には、ヘッドホンを使った練習がおすすめです。

エレキギターでヘッドホンを使用する方法

エレキギターをヘッドホンで練習するためには、さまざまな方法があります。それぞれの方法にはメリット・デメリットなどもあるため、どの方法が自分にあっているか確かめてみましょう。

方法1:ヘッドホンアンプを使う

ヘッドホンアンプは、ギターに直接挿入し、本体にヘッドホン端子をもつ装置です。サイズが非常にコンパクトのため、遠くから見ると「ギター本体にヘッドホンを挿している」ように見えます。

また、電池駆動のためケーブルが少なく、ギターを持つ時に音源との位置関係に気を使うことがないため手軽に利用できるのもメリットの一つです。さらに、人気のモデルでも「5,000円程度」と安価な価格設定のため、「ちょっと試してみよう」という気軽な理由でも購入できるかと思います。さらに、ものによってはエフェクター機能やチューナーが搭載されているものもあり、好みのサウンドに近づけることもできます。

ただし、本体が小さいため電力もそれほど大きくはなく、高品質で電力の大きいアンプにつないだ時に比べるとサウンドは異なってくるため、あくまでも「練習用」として使用するものであることには注意が必要です。

また、人に演奏を聞かせようとすると、ヘッドホン一つでは自分が音を聞くことができず、感覚が狂ってしまうためうまく演奏しにくいということも注意しなければいけません。

そういったデメリットを差し置いても、自宅で練習するためには最もおすすめの方法です。本記事の後半では、ヘッドホンアンプの接続方法やおすすめ機種について解説します。

方法2:マルチエフェクター・アンプシミュレータを使用する

マルチエフェクターやアンプシミュレータは、ギターに接続してサウンドを調整できるハードウェアです。卓上のものや床に置いてペダル操作で切り替えるものなどがありますが、ほとんどの機種には「AUX端子」がついており、ここにヘッドホンを接続することでギターの音を聞くことができます。

また、これら機器はライブや自宅でのレコーディングなどでも使用できるなど、練習以外のさまざまな場面で活躍する万能なアイテムです。

ただし、アンプとヘッドホンを交互に接続する時にはサウンドが変わってしまうため、それぞれ個別に満足できるサウンドになるように設定を保存して切り替える必要があります。

方法3:オーディオインターフェースを使用する

オーディオインターフェースとは、ギターの音をパソコンにつなげるための機器のことを言います。録音や配信を行うためには必須であり、パソコンを中継にしてヘッドホンを接続することもできます。

オーディオインターフェースを介してパソコンに接続することで、「アンプシミュレーター」が使えるというメリットもあります。アンプシミュレーターとは、パソコンに取り込んだギターの音を、理想的なアンプを再現させて出力するためのソフトウェアのことです。アンプシミュレーターを使うことで、実体がなくても高級なアンプの音を再現することができるため、高品質な音を作ることができます。

ただし、オーディオインターフェースを使った練習を行う際には、パソコンに接続して専用のソフトを立ち上げる必要があります。そのため、「すぐに練習できる環境を構築する」というポイントで考えると少しもったいない選択肢と言えます。

また、オーディオインターフェースならどれでもギターの音を聴きながら練習できるかというとそうではありません。オーディオインターフェースの中でも、ヘッドホンをつなげて練習に使えるのは「ループバック機能」が搭載されたものです。ループバックとは、ギターの音を繰り返して再生する機能のことで、これがなければギターの音は録音した後でしか聞こえず、音を聴きながらの演奏や配信には向いていません。さらに、ループバック機能が搭載されているオーディオインターフェースは比較的高価なものであり、安くても3万円前後となります。

そのため、練習環境を整える手間やコストがかかってしまうことから、オーディオインターフェースを使っての自宅練習は、他の2つの方法と比べるとおすすめはできません。ただし、高品質な音をパソコンに取り込めるため、自宅で録音したい人や配信もしたいと考えている人にとっては良い投資だと言えます。


エレキギターのヘッドホンを選ぶポイント

ここからは、ギター練習用のヘッドホンを選ぶポイントについて解説します。

ポイント1:開放型を選ぶ

ヘッドホンには「密閉型」と「開放型」がありますが、密閉型は外部の音を遮断する能力が高く、音に没入することができます。しかし、ギターの演奏については「音がこもって聞こえる」というデメリットがあります。一方、開放型は変なこもり音がなく、純粋に音を聞く感覚に近いので、ギターの練習に向いています。

また、密閉型は夏などの暑い日は、装着部が蒸れて不快になることもありますが、開放型では通気性が良いため蒸れにくいという良さもあります。これらの理由から、長時間のギター練習を目的にする場合は開放型のヘッドホンを選ぶことがおすすめです。

ポイント2:モニターヘッドホンを選ぶ

モニターヘッドホンとは、レコーディングスタジオなどで使われるタイプのヘッドホンです。通常のヘッドホンは、音楽をより魅力的に聞こえるために、多少の「味付け」がされています。例えば、低音がより強調して迫力的な音になるものや。中高音の再現率を上げるために繊細な音質のものなど、メーカーやモデルによってさまざまな特徴があります。

モニターヘッドホンは、通常のヘッドホンとは異なり「元の音のまま」を耳に届けるためのヘッドホンです。ヘッドホンで余計な音質の調整がされないため、ギターで使う際には純粋なギター音が聞こえるため練習時のミスもわかりやすく、表現力を高めるためにも向いています。

これらの理由から、ギター練習のヘッドホンを選ぶ際にはモニターヘッドホンを利用するのがおすすめです。

ポイント3:有線タイプのものを使用する

音楽を聞くためのヘッドホンには、Bluetoothなどの無線型が多く、ケーブルの取り回しなどでストレスになることもないため有線式がよく選ばれます。しかし、無線のヘッドホンには0.01秒程度の遅延が発生してしまうため、聴きながら練習すると感覚が狂ってしまいます。

また、無線対応のアンプや機器なども少なく、高価なモデルにしかないため、環境を整える上で余計な出費が発生してしまい、経済的にもあまりおすすめではありません。なお、ギターとヘッドホンの間には「ヘッドホンアンプ」や「マルチエフェクター」など、必ず有線で接続する機器を介するため、結局はどこかにケーブルが出ており、取り回しのストレスは許容する必要があります。

これらの理由から、ギター練習用のヘッドホンとしては、遅延がなく価格的にもリーズナブルな有線型ヘッドホンがおすすめです。

ポイント4:ケーブル長に少し余裕のあるのものを選ぶ

ギター練習用のヘッドホンは、遅延が少ない有線式のものがおすすめですが、有線式のヘッドホンには、ケーブルの取り回しがつきものです。自宅で練習する際には、ギターとヘッドホンの間に接続する機器の置き場が固定されているので、それに合わせてケーブル長さに余裕のあるものを選ぶのがおすすめです。

ギターを演奏する際には、多少頭が動くため、ギリギリの長さだとケーブルが引っ張ってしまい、演奏する姿勢に制限がかかってしまうことになるため、練習中のストレスが増えてしまいます。

ケーブルが長すぎるものだと、余ったケーブルを束ねておくスペースに困ったり、余ったケーブルの重さが邪魔になることもあるため、少しだけ長いものを選ぶのがおすすめです。特に、ヘッドホンアンプを使用する場合には、ギター本体にかなり近い位置からヘッドホンを接続することになるため、1m程度の比較的短いケーブル長さのものでも十分でしょう。

それに対して、アンプシミュレータやマルチエフェクターを使う場合には、机の上や床などからヘッドホンのケーブルが伸びることが多いと思うので、3m程度の長いものを選ぶと困ることなないでしょう。

エレキギターのヘッドホンおすすめ3選

ここからは、ギター練習に必要なポイントをおさえたおすすめのヘッドホンを3つ紹介します。

おすすめ1:AKG K702|B’z稲葉も愛用!

AKGの「K702」は、開放型のヘッドホンとして人気のアイテムです。B’zの稲葉が「HOME」のオンラインセッションで着用していたことから、ファンやSNSで話題になったこともあり、ヘッドホンの中でもかなり知名度が高まっています。

2023年12月現在では、価格も1.5万円前後とそこまで高いモデルではありませんが、発売当初は3,4万円と高価なヘッドホンの部類であったため、かなりの音の再現率であり、ギター練習には十分なクオリティです。

また「セルフアジャスト機能」があり、頭に装着するだけで自然な長さに調整できるため、長時間使用していてもストレスなく使用することができます。

ケーブルは取り外しができるため、自分が必要な長さのものを用意することもでき、ケーブル内部や端子部が故障した時にも取り換えることができるため長年使用するのにも向いています。


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おすすめ2:VOX VGH-AC30|アンプ内蔵でギター直結!

ギターに直接挿入して音を聞くことができるため、ヘッドホン本体があれば他には何もいらないという手軽さが魅力です。リバーブ、コーラス、ディレイなどの基本的なエフェクトも内蔵しているため、基本的な音質の調整ができます。

電源ONではヘッドホンアンプに、電源OFF時ではステレオヘッドホンになるため、ギター練習だけでなく、普段使いにもなるため、自宅の練習環境においておく機材を減らすことができ、ミニマリストなギタリストにもおすすめです。

価格は2023年12月で1万円前後と、「ヘッドホンアンプ」+「ヘッドホン」を購入するよりもお値打ちに機材を揃えられることができるため、総合的に考えると最もお値打ちな選択肢です。

おすすめ3:NEUMANN NDH30|折りたたんでコンパクトに!

NEUMANNの「NDH30」は、プロ向けのモニターヘッドホンとして高品質のモデルで、ミキシングやマスタリングにも使える万能タイプのヘッドホンです。

優れた快適性と高品質な構造を備え、38mmダイナミック型ユニットが非常に速い過渡応答、乾いた低音、色付けのない中音域、透明な高音域を実現します。高域での過度な強調を排除し、正確なミキシング判断が可能です。また、ステレオパノラマで鋭い定位を実現し、深いミックスを鮮明にします。

また、高級機種には珍しく折り畳みできることで自宅の中でもコンパクトに収納しておくことができるため、ヘッドホンの置き場に困ることもありません。さらに、ギター練習にはもちろんのこと、パソコンから音楽を流して耳コピをする場合にも、必要な音に集中して聞くことができるなど、さまざまな用途で活躍するヘッドホンです。

価格は10万円前後(2023年12月現在)とかなりの値段ですが、品質の高さと個性的なデザイン、確かなブランド力により、「これがあれば、他にはいらない」と言えるほど満足感の高いアイテムです。

まとめ

自宅でのギター練習でご近所トラブルを回避するためには、ヘッドホンを使うのがおすすめです。ヘッドホンによってもさまざまなタイプがありますが、せっかくならギター練習に向いているものを選びましょう。

 

また、以下の記事では自宅で練習したい初心者におすすめの練習曲について解説しているので、よかったら参考にしてください。

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さらに、以下の記事では自宅で練習する際によくある「ストラップが外れる」トラブルの回避方法について説明しているので、よかったら参考にしてください。

hobbies.hatenablog.com

 

 

憧れのギター「Fender(フェンダー)」のおすすめ9選!モデルごとの特徴も徹底解説!

 

「これからギターを始めたいけど、どのギターを買おうか迷っている」

「もっと良いギターが欲しいから、何か素敵なギターがないか探している」

 

というギタリストで、Fenderフェンダー)を選ぼうとしている人は多いのではないでしょうか?Fenderは、確かな品質と伝統的なルックスにより、世界中のアマチュアからプロのギタリストまで幅広い世代に愛されています。

 

しかし、Fenderのギターは種類が豊富で、何を選べばいいかわからないという人も多いことでしょう。

 

この記事では、Fenderの特徴やモデルごとの比較を行い、選び方やおすすめのギター紹介も行います。最後まで読めば、Fenderで欲しいギターを選べるようになるだけでなく、Fenderのギターが欲しくなると思うので、ぜひ最後までご一読ください。

「Fender(フェンダー)」とは?

エレキギターを始める方は一度は耳にしたことがある「Fender」。ここではFenderという楽器メーカーの名前の由来から、Fender JapanやFender MEXなどの違いを見ていきましょう。

社名の由来

Fender(フェンダー)」の社名の由来は、創業者であるレオ・フェンダーに由来しています。彼は楽器製造において独自のアイデアと斬新なデザインで知られ、その功績からフェンダーは彼の名前を冠したブランドとなりました。また、フェンダーという言葉自体は英語で「防波堤」や「波除け」を指す言葉であり、レオ・フェンダーが音楽の海において新しい波を生み出す存在としての象徴とも言えるでしょう。この由来からもわかるように、フェンダーは創業以来、革新的で耐久性のあるギターを提供し続けています。

【変人?】創業者「レオ・フェンダー」について

レオ・フェンダーはギターメーカーの創業者として知られていますが、彼には異色の経歴があります。まず、彼は電気工学を独学で学び、その知識を基に楽器製造に取り組みました。興味深いことに、なんと彼はギターを弾くことはできなかったそうです。そのことが功を奏してなのか、フェンダーのギターは、プレイヤーにとって使いやすく、音楽性に優れた特長を持つように設計されました。

 

この「弾けないけれども作る」という独特のアプローチが、フェンダーの楽器に革新的で実用的な特性をもたらしました。フェンダーのギターは、プレイヤーのニーズに焦点を当て、シンプルでありながら多彩な音楽スタイルに対応できるようデザインされています。レオ・フェンダーの変わり種とも言える経歴が、音楽史に大きな足跡を残す一因となりました。

フェンダーの成り立ち

創業者であるレオ・フェンダーは、1946年にフェンダー・エレクトリック・インストゥルメンツ社を設立しました。当初はラジオやアンプの修理業からスタートし、その後独自のエレクトリックギターの設計と製造に踏み込みました。

 

フェンダーは初めての製品であるテレキャスターストラトキャスターを発表し、これらのギターは革新的なデザインと高品質な音響性で音楽業界に大きな影響を与えました。同社はその後もジャズマスタージャガーなどさまざまなモデルを開発し、常に進化し続けました。

 

長い歴史を通じて、フェンダーは様々なアーティストに支持され、音楽の歴史に深く刻まれています。その製品はプロフェッショナルなミュージシャンからアマチュアまで幅広い層に愛用され、フェンダーの名前は世界中でギターブランドとしての確固たる地位を築いています。

Fender Japan(フェンダージャパン)との違いは?

Fender Japanは、Fenderブランドが日本国内で展開できるラインナップのことです。Fenderが次々とエレクトリックギターを世に出し始めた頃、日本の楽器メーカーがこぞってFenderのコピーモデルを製作し販売するようになりました。日本製のコピーモデルは作りが良く価格も本家より安めだったので、Fenderは業績不振に陥ります。

 

それを打破すべく立ち上げたのがFender Japanで、コピーモデルを発売していた日本の楽器メーカーにFenderという名を与えて、本家Fenderの廉価版と言う立ち位置をとらせています。今となっては日本製の作りの良さから「ジャパンヴィンテージ」なんて言葉も生まれています。

 

Fender Japanとして作られたもののほぼ全ては、ネックの裏側やヘッド裏に「Made in Japan」と刻印されています。

 

Fender MEX(フェンダーメキシコ)との違いは?

Fenderは製造の拠点を広げるべく、日本の協力会社と共にメキシコにFender Mexicoを設立しました。今ではFender MEXと略称も使われるそうです。

 

Fender MEXが出た当初は、Fender USAとFender Japanとの中間くらいに位置するブランドでした。価格帯もそれに従ってFender Japanより少し高価でしたが、近年ではFender Japanが高価なシリーズラインナップを揃えてきているので、メキシコ製の方が割とお手頃な価格で買えるようになりました。

 

Fender MEXも同様に、ヘッド裏などに「MADE IN MEXICO」と刻印があります。

Squier(スクワイヤー)とは?

Squierは、少し名前は違いますが、元々バイオリンなどを製造する楽器メーカーでした。その後Fender Japanと同時期にFender傘下に入り、Fenderブランドの廉価ブランドの「Squier」としてギターメーカーになります。

 

設立当初はコピーモデルが横行していましたが、SquierはしっかりとFender傘下に入っていたため、ヘッドやボディの形状など完全にFenderオリジナルの寸法でギターを作ることができています。

 

また、Fenderでは発売していない製品もあり、本家Fenderの高価格帯に手の届かない方でも、良心的な値段で豊富なラインナップを揃えてくれています。

Fender(フェンダー)ギターの主要なモデルと特徴

Fenderギターはラインナップが豊富ですが、ここでは有名どころの、

の5つに絞って紹介します!

モデルごとの比較一覧

【元祖】テレキャスター

エレキギターの元祖といっても良いでしょう。元々はブローキャストやエスクワイヤと言う形のよく似たギターでしたが、51年から今でも生産を続けているのはこのテレキャスターです。

 

どんなジャンルの音楽でも合うような、シャキッ!とした音を出してくれます。音のツブも揃っていて、伸び(サスティーン)もある印象を受けます。

 

バンドのボーカルになるぞ!って方は、テレキャスターを弾きながらだと様になります!

【定番】ストラトキャスター

 

 

ストラトキャスターは定番とも言うべきエレキギターで、多くのギタリストが愛用しています。ギターの構造から、テレキャスターよりはサスティーンは抑えられていますが、太めの音を出し、ギターソロにはもってこいの音色です。ヴィンテージギターでは「枯れた音」として表現されています。

 

ストラトキャスターは汎用性が高く様々な音楽に合うので迷ったらこれを選ぶことをオススメします。

【高級品】ジャズマスター

本来はジャズを弾くことを目的として作られたジャズマスターですが、発売当初はあまり売れ行きが良くなかったようです。音を歪ませないクリーントーンは美しいですが、サスティーンがあまりなく、色々なジャンルで活躍できる印象はあまりありません。

 

しかし、シューゲイザーというジャンルの音楽が流行した時にジャズマスターが使われ、今ではロックやオルタナティブミュージックでも愛用しているミュージシャンが沢山います。

 

アンダーグラウンドのヒーロー」と呼ばれるギターです。

【優秀な弟分】ジャガー

ジャズマスターと形がよく似ていますが、ショートスケールという少し短いネックを使用しています。そのネックの短さから日本人向けであるとも言えます。

 

ジャガーはスイッチが多く、プリセット機能もあるので音色を一瞬で変えることも可能です。

 

オルタナティブロックで有名なニルヴァーナカート・コバーンが、このギターのピックアップを載せ替えて所持していたこともあり、世界中で愛用されています。

【変態】ムスタング

可愛らしいルックスでショートスケールで手が小さい方にもオススメなのがムスタングです。

 

クリアで明るいサウンドが特徴ですが、歪ませてムスタングという名の通り暴れ馬のように使うギタリストも多いです。独特のトレモロで大きく音の高さを変えられるのも特徴です。

Fender(フェンダー)ギターを愛用するギタリスト

1:ジミ・ヘンドリックス


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ジミ・ヘンドリックスJimi Hendrix)は、20世紀最大のギタリストの一人として認識されているアメリカのロックミュージシャンです。エレキギターの先駆者であり、その革新的な演奏スタイルやエフェクトの使い方で、多くのミュージシャンに強烈な影響を与えました。ジミヘンコードと呼ばれるコードの押さえ方もあるくらいです。

 

彼の使用ギターはストラトキャスターで、ヴィブラートやディストーションを駆使し、フィードバックを取り入れた革新的なものですが、Fender創設者のレオ・フェンダーから、「ギターはあのように弾くものじゃない」と言われる程でした。ヘンドリックスの音楽的な影響力とカリスマは、今なお多くのミュージシャンやファンに感銘を与えています。

2:エリック・クラプトン


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エリック・クラプトンは、イギリスのギタリストで、ロック界で最も尊敬されるミュージシャンの一人です。クラプトンはそのキャリアを通じて多くの音楽ジャンルに影響を与え、数多くのヒット曲や名演奏を生み出しました。

 

ジミ・ヘンドリックスと同じようにストラトキャスターを愛用し、「Layla」や「Crossroads」でも演奏しているのが見られます。クラプトンは長いキャリアを通じてさまざまな賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。

3:カート・コバーンNirvana


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カート・コバーンは、アメリカのミュージシャンで、90年代初頭に活動したオルタナティブロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカリスト、ギタリスト、ソングライターです。

 

ニルヴァーナは、1991年にリリースされたアルバム『Nevermind』に収められた「Smells Like Teen Spirit」のヒットで一躍国際的な成功を収め、オルタナティブ・ロックの代表的なバンドとなりました。

 

彼はムスタングやピックアップを載せ替えたジャガーを使用し、轟音に近いロックなサウンドを出します。

 

インタビューの際「あなたにとってギターとは?」と訊かれ、「ただの死んだ木」と答えたのも印象的です。

4:向井秀徳ZAZEN BOYS / NUMBER GIRL


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向井秀徳は元「NUMBER GIRL」のボーカルギターで現在は「ZAZEN BOYS」で活躍しています。独特な楽曲と人間性から熱狂的なファンが大勢います。音楽業界ファンも多く、様々なアーティストに影響を与えています。

 

彼はテレキャスターを使用し、鋭角で伸びあるクリーンサウンドを奏でます。「透明少女」や「kimochi」といった楽曲でもそのサウンドを聴くことができます。

 

博多出身でラーメン通でもあり、自身のyoutubeで昆布から出汁をとったインスタントラーメンを「しょっぱい」と発言しています。

5:Ken(L'Arc〜en〜Ciel)


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Kenは日本のギタリストで、ロックバンド「L'Arc〜en〜Ciel」のギタリストとして知られています。ギタープレイは、そのテクニカルな技術と多彩なスタイルでファンから高く評価されています。L'Arc〜en〜Cielの楽曲においては、彼のギターパートがバンドのサウンドに特徴的な役割を果たしています。

 

代表曲としては、「虹」や「HONEY」、「Winter Fall」、「Driver's High」などがあります。これらの楽曲では、kenの独特のギターフレーズやリフが際立ち、L'Arc〜en〜Cielの音楽の魅力を引き立てています。彼はまた、ソロ活動や他のプロジェクトにも参加し、その音楽的な幅広さも注目されています。

 

6:田渕ひさこ(NUMBER GIRL


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田渕ひさ子向井秀徳が率いた元「NUBER GIRL」のリードギターで、「bloodthirsty butchers」でも活躍しています。今では「ひさ子」と呼ばれ親しまれていますが、NUMBER GIRL在籍時は轟音でギターを弾く姿が印象的で女性としては珍しいと思った方も多いと思います。

 

ジャズマスターとメインギターとしており、エネルギッシュでノイジーサウンドを奏でます。ジャズマスターらしい豊かでザクザクとした音も特徴的です。

 

向井秀徳の難解な要求にも答えられる腕と人間性を兼ね備えています。

【おまけ】あずにゃん


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あずにゃんは、アニメ「けいおん!」に登場している「中野梓」のニックネームです。フェンダームスタングを使用しており、小さい体から繰り出される多彩なギターテクに、アニメファンのみならず多くの音楽ファンが魅了されています。

 

代表曲には、「GO!GO!MINIAC」や「Don’t Lazy」などがあり、アニメの人気も合間って多くのギタリストがコピーやアレンジした楽曲動画が多く登場していました。

 

なお、あずにゃんムスタングを選んだ理由は「てが小さいので、ネックが細いもの」ということです。ギターのキャラクターにも合ったリアルな理由から、ムスタングファンからも納得の声が上がっています。

Fender(フェンダー)ギターのおすすめポイント

初めて持つギターはなぜフェンダーが良いのかを解説します。

ポイント1:「ギターといえばフェンダー」と言われるほど定番

ギターメーカーは数多くありますが、エレキギターを初めて世に出したのはフェンダーです。エレキギター界の中でも老舗中の老舗であり、その歴史からギター製作のノウハウは他のメーカーよりも抜き出ています。

 

もう一つのブランドでギブソンがありますが、ギター制作に対する理念が違います。デザインや装飾にこだわり高級感を出すギブソンに対して、フェンダーは機能性と生産性を追求したギターを作り続けています。

ポイント2:多くのプロギタリストに愛用されている

Fenderギターをオススメするポイントとして、多くのプロのミュージシャンがフェンダーを愛用していることが挙げられます。エリック・クラプトンジミ・ヘンドリックスなど、数々の著名なアーティストがフェンダーを使用しており、その実力と信頼性が証明されています。これがまた一般のプレイヤーにとってもフェンダーを選ぶ一因となっています。

 

思い描いていた音色が手に入りやすくなるので、「あのギタリストと同じモデルが欲しい」と思い購入するのも1つの手です。

ポイント3:ジャンルやルックスの好みに合わせて豊富なモデルラインナップから選べる

豊富なモデルラインナップも、Fenderギターの魅力の一つです。テレキャスターストラトキャスタージャズマスタージャガーなど、異なるデザインやサウンドを持つモデルが数多く用意されています。これにより、様々なジャンルや個々の演奏スタイルに適したギターを見つけることができます。

 

ルックスも多様で、ヴィンテージ感溢れるクラシックなデザインからモダンで洗練された外観まで、プレイヤーの好みに合わせて選択できるのがポイントです。

 

さらに、カスタムオプションも豊富で、ピックアップやカラー、ネックの形状などを自由に選ぶことができ、自分だけのオリジナルなギターを手に入れることができます。この幅広いモデル展開は、プレイヤーにとって理想的な楽器を見つける手助けとなり、多彩な音楽表現を可能にしています。

ポイント4:周辺機器とメーカーを統一できる

Fenderギターを選ぶ際の魅力の一つは、周辺機器とメーカーを統一できることです。Fenderはアンプ、エフェクター、ケースなど、高品質な周辺機器も提供しており、これらを統一することでシームレスな演奏環境を構築できます。同メーカーの製品同士は互換性が高く、音響面での調和が生まれ、演奏者は理想的なサウンドを実現できます。

 

また、製品の保証やサポートも一貫して提供されるため、トータルでの購入体験が向上します。これにより、プロのミュージシャンから初心者まで、Fenderのギターを選ぶことで安心感と高いパフォーマンスが手に入ります。

ポイント5:利用者が多く、情報が豊富

Fenderギターの利用者が多く、情報が豊富なことは、プレイヤーにとって大きなメリットです。オンラインやオフラインのコミュニティでは、Fenderユーザー同士が経験を共有し、アドバイスを交換する場が豊富に存在しています。

 

また、YouTubeやフォーラムなどで公開されている豊富なレビューやデモンストレーション動画は、購入前に詳細な情報を得るのに役立ちます。これにより、新しいギターを選ぶ際には他のプレイヤーの意見や経験を参考にしやすくなり、Fenderユーザー同士のコミュニティが支え合う環境が形成されています。

Fender(フェンダー)ギターはこんな人におすすめ

Fenderは、以下のような人には特におすすめのギターです。

 

  • 「1本目のギター」を探している
  • 「ギターといえばロック!」と思っている
  • 「音作り」にこだわりたい
  • 「ヴィンテージギターがかっこいい!」と思える

 

これらについて、詳細に解説します。

1:「1本目のギター」を探している初心者

Fenderギターは、初心者にとって理想的な1本目のギターとして選ばれることが多いです。その理由は、使いやすいネック形状や軽快な演奏性、クリーンで明瞭なサウンドなど、初心者が学びやすい特徴が揃っているからです。

 

さらに、豊富なモデルから選べるため、音楽のジャンルや外見に合わせたギターを見つけやすく、長く愛用できる信頼性も高いです。初めてのギター選びに迷う初心者にとって、Fenderは音楽の冒険をサポートする最良の選択といえます。

2:「ギターといえばロック!」と思っている人

Fenderギターは、ギターといえばロック!と考える人にとって理想的な選択肢です。その独自のサウンドと堅牢な構造は、ロックミュージックにおいて力強く、表現力豊かな演奏を可能にします。代表的なモデルであるストラトキャスターテレキャスターは、多くのロックギタリストによって愛用され、アグレッシブなリフからメロディアスなソロまで、ロックの幅広いスタイルに対応しています。

 

これにより、Fenderはロックミュージックの核となるギターサウンドを提供し、多くのロック愛好者に支持されています。

3:「音作り」にこだわりたい人

Fenderギターは、音作りにこだわりたい人にとって理想的な選択肢です。その豊富なモデルラインナップとカスタマイズ可能な要素は、音楽家が自分の理想的なサウンドを追求するために重要なツールとなります。異なるピックアップ、トーンコントロール、ネックの素材などが用意されており、これらを組み合わせることで独自の音楽表現が可能です。

 

また、多くのプロギタリストが愛用することで知られるFenderのギターは、そのサウンドメイキングへの信頼性と高品質を提供し、音楽制作において深い探求心を追求するプレイヤーに向けて設計されています。

4:「ヴィンテージギターがかっこいい!」と思える人

Fenderギターは、ヴィンテージギターがかっこいい!と感じる人にとって、歴史的な魅力を満たす逸品です。ヴィンテージモデルのテレキャスターストラトキャスターなどは、その独自のデザインと経年変化した美しさがファッショナブルで、多くの愛好者を引き寄せています。Fenderはヴィンテージ再現モデルも提供し、当時のクラフトマンシップとトーンを現代のプレイヤーに再現しています。

 

このようなギターは、その存在感と歴史的な価値により、ヴィンテージ愛好者やクラシックな魅力を求めるプレイヤーにとって、非常に魅力的な選択肢となっています。

Fender(フェンダー)ギターを選ぶ際によくある悩み

Fenderは多くのギタリストやこれからギターを始めたいと思っている人にとっての憧れですが、実際にギターを購入する前には人それぞれの悩みを持っています。

ここからは、Fenderのギターを選ぶ際によくある悩みと解決方法について解説します。

悩み1:種類が多すぎてどう選べばいいかわからない

Fenderというメーカーは根強い人気がありますが、種類が多いのもまた事実です。そのため、いざギターを選ぼうと思うと「どう選べばいいのかわからない!」という悩みが出てくるものだと思います。

 

記事の前半で説明したように、Fenderにはさまざまな種類があるため、それぞれの特徴を理解する必要があります。特徴を理解した上で、あなたの好みのモデルを選ぶためには、それなりにギターに対する知識が必要になることでしょう。

 

記事の後半にある「Fenderギターの選び方」では、「Fenderは好きだけど、選べない!」という人のために、おすすめの選び方についても紹介しているので、参考にしてください。

悩み2:試奏が怖くてショップに行けない

近くにある楽器屋でギターを選びいざ試奏しようと思っても、周りの目が気になり、なかなか手が出せない方も多いのではないでしょうか。「店員さんは皆プロレベルだろうし、そんな人の前で演奏するのは恥ずかしい」と思うものです。

 

そんな時は店員さんに「初めてのギターだから、試奏してくれないか」とお願いするのも1つの手です。

 

また、近年ではネットの発達によりYouTubeなどでギターのデモ音源を聴くことができるのでわざわざ楽器屋に行かずに購入する方も増えています。

 

【参考】ギターの試奏でおすすめのフレーズ|Youtube


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悩み3:高すぎて手が出せない

せっかくギターを買うのだから良いものがほしいのは誰しもが思うことです。しかし良いものは高い物であるため、本当に欲しいものは高くて手が出せないですよね。

 

Fenderは様々なラインナップがあるため、自分の予算に合ったグレードを選ぶことができます。ラインナップは様々ですが、全てFender社がブランド名をかけて製作しているため、「コピーモデルを売っているこのメーカーは安心なのか」と心配する必要もありません。

Fender(フェンダー)ギターの選び方

Fenderは多くの人の憧れですが、種類が多くて選びにくいという人も多いようです。ここからは、Fenderギターを選ぶ上でおすすめの方法について解説します。

1:憧れの「あの人」が使っているモデルを選ぶ

初めてのギターの選び方としてもっとも有効的なのは、憧れている人のモデルを選ぶ方法です。購入してから、「思っていた音と違う」と思うことがありますが、この購入方法では憧れている人がそのモデルで自分の好きなサウンドを出して演奏しているので失敗は少ないです。

 

 また、検索すればセッティングなどを公表している方もいるのでその人に近い音を出せるでしょう。

2:サウンドで選ぶ

Fenderのギターは、ギター初心者にとってはどれも同じような見た目をしていますが、モデルによって全くサウンドが異なることに注意が必要です。記事の前半で紹介したように、より汎用的なサウンドを求める場合には「ストラトキャスター」、個性的なフェイズサウンドを求める場合には「ムスタング」といったように、サウンドによってモデルごとの特徴が決まっているため、好みのサウンドがあれば、それによってモデルを選ぶことができます。

 

さらに、同じモデルでもサウンドが若干異なるため、モデルと合わせて使われている木材や部品などの細かな仕様を確認することで、理想的なサウンドのギターに出会うことができます。

3:弾きやすさで選ぶ

ギターを初めて選ぶ人にとっては、ピンと来ないかもしれませんが、ギターを選ぶ上でかなり重要になるのが「弾きやすさ」です。具体的には、弦高やネックの太さなど、ギターの弾きやすさに影響する部分はさまざまあり、それによって将来的なギターの上達度や充実度が変わります。

 

弾きやすいギターを選ぶことで、三日坊主にならず楽しいギター生活が待っていることでしょう。

4:ルックスで選ぶ

ギターは楽器なので、音質や演奏のしやすさに目が行きがちですが、ギターにとってルックスは非常に重要な要素です。中には、「ギターは弾かずに部屋に飾っておきたい」と思う人もいたり、「あのギターを持っている自分を鏡で見たい」と考えてギターを選ぶ人もいるほど、ギターとルックスは切っても切れない縁があります。

 

ルックスが好みのギターを選ぶことで、いつまでも飽きずにギターを大切に取り扱うことができるため、粗末に扱ったり練習をサボるリスクを下げるためには、ギターのルックスは重要だといえます。

5:生産国で選ぶ

Fenderのギターにとって、生産国は非常に重要な要素です。生産国には、アメリカ・メキシコ・日本・インドネシアなどがあり、それによって音質や木材の品質が異なるため、ギターのキャラクターが全く異なります。

 

生産国を選ぶためには、予算に合わせて満足のいく音質や弾きやすさなどを考慮する必要があります。一般的には、音質や演奏のしやすさにこだわる場合には、「Fender USA」、中程度の品質で手頃な価格のものを手に入れたい場合には「Fender MEX」や「Fender Japan」などを選ぶ傾向にあります。

6:年代・シリアル・仕様で選ぶ

Fenderは会社の歴史や生産拠点が年式に応じて異なるため、生産年数もギターの品質に大きく影響します。Fenderのギターには、「シリアルナンバー」が記されており、それによって生産年数と生産工場がわかるようになっています。

そのため、好みのギターを探す上では、モデルだけでなくシリアルにもこだわることで、よりイメージ通りのギターを選ぶことができます。

【予算別】Fender(フェンダー)ギターのおすすめ

初めてギターを買う方に最もおすすめするのが、Fender Japanのストラトキャスターです。ストラトキャスターは定番中の定番とも言うべきギターで、多くのギタリストが愛用しています。また、Fender Japanはコストパフォーマンスが高く、音作りも自分の思うセッティングが望めます。汎用性の高いギターを初めから持っておくことであなたのギターライフも楽しくなること間違いなしです。

私がお勧めするのは、Fenderストラトキャスターの中でも「品質」「価格」「人気」のバランスがもっとも良い「Fender Made in Japan Traditional 60s Stratocaster」です。このギターは、これからギターを始める人にも、2本目以降のギターを検討している人にも、万能に満足できる最高の一品です。

 

12万円前後と、決して安くはない買い物ではありますが、伝統的なフォルムと確かな品質によって、一生もののギターとして大切にお使いいただけること間違いなしです!

 

その他のお勧めギター一覧はこちらです。

 

【最上位】20万円以上のおすすめギター

    • おすすめ1:Eric Clapton Stratocaster Black BLACKIE
    • おすすめ2:American Performer Jazzmaster
    • おすすめ3:Kurt Cobain Jaguar 3-Color Sunburst

    【定番品】12万円前後のおすすめギター

      • おすすめ1:Fender Made in Japan Traditional 60s Stratocaster Rosewood Fingerboard 3-Color Sunburst
      • おすすめ2:Fender / Made in Japan Traditional 60s Jazzmaster Rosewood Fingerboard Olympic White
      • おすすめ3:TL62

      【お手頃】10万円以下のおすすめギター

        • おすすめ1:Fender / Player Series Stratocaster Black Pau Ferro
        • おすすめ2:Fender Mexico / Player Series Telecaster Butterscotch Blonde Maple
        • おすすめ3:Squier Sonic Mustang

        まとめ

        この記事では、Fenderギターのモデルごとの特徴やポイント、おすすめのギターを紹介しました。これから購入する方は是非見直して、購入するときの参考にしましょう!

         

        また、以下の記事ではギター本体以外にも自宅練習で必要なアイテムのおすすめも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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        ギターストラップが外れる!?ストラップピンを使った対策法や選び方を徹底解説!

         

        立った状態でギターを演奏しているとき、ストラップ外れを経験したことはありませんか?ギターの落下はボディが傷ついたりネックが折れる原因になります。大切なギターを守るためにストラップロックは必要不可欠です。しかし、

         

        「そもそもストラップロックピンって何?」

        「どんなストラップロックピンを選べばいいの?」

         

        というようなお悩みをお持ちではありませんか?本記事では、ストラップロックピンの2種類からおすすめを紹介し、メリット・注意点や選び方、おすすめ商品まで紹介します。

        ギターストラップが外れるお悩みの方にはピン型がおすすめ!

        ギターストラップを止めるためのストラップロックは、大きく分けると、取り外しが可能な「ロック型」とピンそのものを交換する「ピン型」との2種類あります。

        ここではその2種類の特徴を解説し、どちらがおすすめか紹介していきます。

        ロック型:取り外し可能なタイプ

        1つ目は「ロック型」と呼ばれる取り外し可能なタイプです。

        『ロック型』の特徴

        「ロック型」はギターに元からあるピンにストラップをつけた後、その上から装着するタイプのストライプロックです。上から装着するだけなので、ピン自体を交換する必要がなく、簡単に使えるのが最大の特徴です。素材はプラスチックやゴムからできており、値段も比較的安いものが多いです。楽器屋さんのレジの横で格安のものが売っていたりします。

         

        しかし、素材がプラスチックやゴムでできているため、あとで紹介する「ピン型」よりも耐久性が低いことに注意しなけれなりません。ギターストラップが脱落しないように、”とりあえず”装着するという感覚で良いでしょう。

        『ロック型』がおすすめの人

        この「ロック型」は、

         

        • ギターを買ったばかりでストラップロックのことを考えてなかった
        • 見た目は気にせず取り敢えずロックされていれば良い
        • ストラップを頻繁に交換したい

         

        このような考えの方にはおすすめです。しかし3番目の「ストラップを頻繁に交換したい」方は、後述する「ピン型」のタイプにもそういった商品があるので是非最後まで読んでから考えてみると良いでしょう。

        ピン型:ピン交換タイプ

        2つ目のタイプは、ピンを交換する「ピン型」です。これは名称の通り、ギターについているピンを専用のものに交換して、独自の機構でストラップを外れないようにするためのものです。

        『ピン型』の特徴

        「ピン型」は色々なメーカーから商品として出ています。各メーカーによってストラップを挟むための機構が少しずつ違っていたりするのも面白いポイントです。素材はピンも被せる機構も金属がほとんどであり、脱落防止対策としてはより強固なものになっています。

        『ピン型』がおすすめの人

        この「ピン型」は、

         

        • ギターを落としたくない!
        • ロック機構自体の耐久性も長い方が良い
        • ギターにプラスチックやゴムなんかより、金属の方がカッコイイ!

         

        といったような方にはうってつけのタイプです。筆者も木材には金属の方が断然合うと思っているのでこちらの「ピン型」を愛用しています。

        おすすめはピン型

        上の2種類のうちおすすめは断然「ピン型」です。相場としてこの「ピン型」は2,000〜3000円程度と少し値が張りますが、大切なギターをこの「ピン型」で強固で外れないという安心感を買うようなものだと思えば、お得に感じるでしょう。外れないという安心感がギターのプレイスタイルにも良い影響を及ぼすことでしょう。

        ギターストラップが外れにくい『ピン型』のメリット

        ここでは、「ピン型」のメリットを紹介していきましょう。

        メリット1:外れにくい

        「外れにくい」と書いていますが、筆者の経験上では20年一度もギターが脱落したことはありません!「ピン型」を選んでも、「上に被せるロックをうまく装着していなかった」「そもそもロック機構をつけ忘れていた」などが多いので、大切なギターを守るためにもしっかりと装着できているか確認しましょう。

        メリット2:デザイン性

        ロック型の赤色や青色のゴムなんかも良いデザインですが、やはりそれはギター始めたてのおしゃれが好きな中学生が好みがちなセンスだとは思いませんか?歳を取って渋い感覚を持てば、木材に少し金属があることが渋くてカッコ良く見えるでしょう。

        メリット3:取り外しが簡単なものもある

        「ロック型」ではストラップを取り外しが容易であるといいましたが、実は製品によっては、「ロック型」よりもさらにワンタッチ機構で容易に取り外し可能なものもあります。

        ギターストラップが外れにくい『ピン型』の注意点

        おすすめは「ピン型」ですが、取り付ける際などに注意点があります。

        注意点1:元々のピンを外す必要がある

        専用のピンを使用するため、ギターに元からついているピン(ギター側)を外す必要があります。ほとんどのピンは十字ドライバーで外せますがごく稀に違った取り付け方法のピンもあるので注意しましょう。しかし、あとで紹介するピン型のストラップロックは全て、十時ドライバーで外せるピンとなっているので、是非安心してこちらから購入しましょう。

         

        また、不慣れな方はピンを外す際に誤ってボディを傷つけてしまう場合も少なくありません。怖い方は楽器屋さんにやってもらうのもアリでしょう。

        注意点2:ロック型より高価

        ロック型の素材はプラスチックやゴムでできているのに対し、ピン型は金属で出来ています。もちろん金属の方が値段は高くなりますよね。おおよその相場としては、ピン型はおおよそ3,000円辺りで、ロック型は1,000円程度です。楽器屋さんのレジの横にあるようなロック型は100円程度で買えてしまいます。(非常時にこれをつけるのはもちろんアリですが、そんな安価なので壊れやすいです。またデザイン性は皆無と言って良いでしょう。)

        注意点3:モノによって機構が異なる

        ピン型のストラップは、商品やメーカーによって構造が大きく異なります。基本的には互換性がないため、ストラップ側を変更する場合は、ギター側も合わせて変更する必要があるので注意しましょう。ピンの構造によって固定力や外しやすさが異なるので、外れやすいと思っている方は、プレイスタイルに合っていないと考えられるため、別の商品を検討してみるのもひとつの解決策になります。

        外れにくいギターストラップピンの選び方

        ストラップピンは、商品が多くて何を選べばいいかわからないかと思います。外れにくいギターストラップピンを選ぶ際には、以下のポイントで判断しましょう。

         

        • ワンタッチ式のものを選ぶ
        • カラー・デザインで選ぶ
        • メーカーで選ぶ
        • そこそこの価格のものを選ぶ
        • 口コミ・評価で選ぶ

         

        ここからは、これらについて詳細に解説します。

        選び方1:ワンタッチ式

        ストラップピンには「ワンタッチ式」と「ねじ止め式」があります。ワンタッチ式は、「ギター側」と「ストラップ側」をセットにして使用するタイプで、ねじ止め式は、ストラップをギターにねじ止めで固定してしまうタイプです。

         

        ワンタッチ式は、固定力が強く、安定感があるので、激しい演奏でも外れることはありません。それに加えて、取り外しもワンタッチでできるため簡単で、ライブ中でもまごつくこともなくスマートな動きで別のギターに変更することができます。

         

        これらのことから、ロック式で外れにくいストラップピンを選ぶ際には、ワンタッチ式がおすすめです。

        選び方2:カラー・デザイン

        ギターは、基本的に本体のカラーやデザインなどのルックスを重視して選ぶ人が多いかと思います。しかし、ストラップピンの見た目を度外ししてしまう人も案外多いかと思いますが、それはどうなんでしょうか。

         

        ストラップピンは、ギターの中でも演奏しているときに体にも近く視界に入りやすいパーツです。せっかくギター本体がお気に入りのデザインであっても、目の前のストラップピンがダサくて悪目立ちしていては、モチベーションが下がりかねません。

         

        ストラップピンのカラーやデザインを選ぶ際には、元のギターのデザインを損なわないよう、主張の激しくないものがおすすめです。また、「黒×ゴールド」や「赤×シルバー」などの組み合わせでアクセントをつけるのもおすすめです。

        選び方3:メーカーの信頼性

        ストラップピンには、「定番モデル」と言われるものがあります。そして、定番モデルは、古くから多くのギタリストに愛用されており、使用していて満足しているという確かな実績という信頼性があります。

         

        ストラップピンの中には、見たことのないメーカーで作られているものや、斬新な構造のものなどがありますが、「ストラップが外れてほしくない!」と考える人には、信頼のおけるメーカーのものを選ぶのがおすすめです。

         

        定番モデルで具体的におすすめのモデルは、記事後半で解説するので、最後まで読んでください。

        選び方4:価格

        ギターのストラップピンは、「あまり安すぎるものを選ばない」ことが重要です。

         

        ギターは非常に高価な機材です。ギタリストは他にも、アンプ、シールド、エフェクターなどの高価な機材が多く必要です。さらに、音にこだわるためには弦の張り替えやオーバーホールなどのメンテナンスにも余念を残せず、維持費もかなり高額になります。

         

        それらの対してストラップピンは「3,000円前後」のアイテムです。しかし、ストラップピンを安価なもので節約したことでストラップが外れてしまい、最も高価なギターが台無しになってしまう可能性があります。

         

        製品を生産するためには、「必要な材料」や「生産体制」などが決められており、極端に安い製品は「品質に直結する何か」を犠牲にしている可能性があります。あまりに安い製品を購入することで「安物買いの銭失い」にならないよう、ある程度しっかりした価格のストラップピンを選ぶようにしましょう。

        選び方5:口コミ・評価

        最近の消費者の特徴として、口コミや評価を重視することがよく挙げられます。これは、ネット上で商品を購入できるようになったことで、多くの購入者が一つのメディアに意見やレビューを書き込めるようになったことによるものです。また、口コミや評価を意識することで企業が開発にフィードバックできたり、それを参考に購入者が検討できたりすることが、Win-Winの関係になっており、双方に必要性があるということから由来しています。

         

        ギターのストラップピンに関しても例外でなく、口コミや評価を参考にすることで、より良い商品を選べることが期待できます。特に、ストラップピンなどの細かなパーツだと、広告やメーカーの商品紹介もあまり充実しているものもなく、フラットな目線で異なる商品同士を比較することが困難になります。実際に使用している人の意見に耳を傾けることで、より具体的に購入後の自分の満足する姿を想像することができ、失敗しないお買い物になる確率を挙げられるでしょう。

        外れにくいギターストラップピンのおすすめ3選

        これまでに説明した選ぶポイントに準じて、おすすめのストラップピンを紹介します。定番モデルからお手頃価格のもの、デザインにこだわったものなどがあるので、自分の好みに合わせてお気に入りの商品を探してみてください。

        おすすめ1:Schaller『S-Locks』

        S-Locksは、安定感のあるワンタッチ式で、ノイズレスな設計も実現する「定番モデル」のストラップピンです。S-Locksは、Schaller(シャーラー)社が製造・販売しています。1981年に革新的なストラップロックを生み出して以降、長年に渡ってプロアマに限らず多くのギタリストに愛用されてきました。

         

        S-Locksの特徴は、安定性とノイズレス設計とされています。硬化スチールのタッピングねじを使用していることで高い耐久性を備えており、長期間使用しても緩んだり外れることを心配する必要がありません。また、最近登場した新型では、旧型に比べてギターを揺らした時の「カチャカチャ」した音が低減されているという点も特徴的です。

         

        このようにS-Locksは、定番モデルとして長年愛されており、信頼性のあるストラップピンです。「とにかく外れないストラップピンが欲しい!」という人には絶対におすすめの商品といえます。

        おすすめ2:Jim Dunlop 『SLS1031』

        SLS1031は、着脱がしやすく個性のあるカラーで、クラシックとスタイリッシュを兼ね備えたルックスのストラップピンです。SLS1031は、1965年に設立されたJim Dunlopが製造・販売しており、モデル名にもつけられている「STRAPLOK®」は業界標準とされているほどに品質と信頼性を認められた証でもあります。

         

        SLS1031の特徴は、その抜群の固定力と簡単に着脱できること、さらには個性的なルックスです。ストラップピン上部のボタンを「押し込むだけ」で操作することができ、Schaller製のものは「引っ張って」着脱するのに対して、直感的であり慣れていない人でも簡単に着脱できます。また、材質がニッケルであり、耐久性に加えてどっしりとした無骨で存在感のあるクールなルックスも特徴的です。

         

        このように、SLS1031は、機能性とデザイン性を両立させた理想的なストラップピンであり、機能も妥協することなくデザインでも差をつけたいギタリストにはおすすめです。

        おすすめ3:Fender 『Infinity Strap Locks』

        Infinity Strap Locksは、好みのデザインに合わせられるラインナップで、お手頃な価格で手に入れられるストラップピンです。フェンダーといえば、超ヒットモデルのギターを多く手がけるメーカーとしても有名ですが、ストラップピンも出しています。使用しているギターがフェンダーであれば、組み合わせもよく統一感のあるアイテム選びです。

         

        Infinity Strap Locksの特徴は、360°回転させられる構造と豊富なカラーバリエーションです。Infinityの商品名の通り、構造上クルクルとギターを回しても外れないようになっており、ギターを振り回すような激しいプレイはもちろん、日々のストラップの調整でも役立ちます。また、ブラック、ゴールド、レッドの3色のバリエーションがあり、スタイルやギター本体のカラーに合わせることができるなどデザインに柔軟性があることも嬉しいポイントです。また、3000円を切るほどの手頃な価格設定となっており、「ストラップピンを変えて気分転換したい」程度のモチベーションでも気負わずに導入できるお値打ちのアイテムです。

         

        このように、Infinity Strap Locksは、フェンダー愛好家のための新定番モデルとして、手頃で外れにくいストラップピンを探している人にはおすすめです。

        まとめ

        ギターのストラップが外れてしまうことで悩んでいる人は、ストラップピンの交換がお勧めです。モデルやメーカーが多く、どのように選べば良いか、何を選べば良いか迷った場合には、この記事を参考にしてください。あなたにあったこだわりのストラップピンを見つけるサポートができれば光栄です。

         

        また、以下の記事ではこれからフェンダーのギターを選びたい人に向けて、ギターの選び方やおすすめのギターについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

         

         

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