ギターストラップが外れる!?ストラップピンを使った対策法や選び方を徹底解説!

 

立った状態でギターを演奏しているとき、ストラップ外れを経験したことはありませんか?ギターの落下はボディが傷ついたりネックが折れる原因になります。大切なギターを守るためにストラップロックは必要不可欠です。しかし、

 

「そもそもストラップロックピンって何?」

「どんなストラップロックピンを選べばいいの?」

 

というようなお悩みをお持ちではありませんか?本記事では、ストラップロックピンの2種類からおすすめを紹介し、メリット・注意点や選び方、おすすめ商品まで紹介します。

ギターストラップが外れるお悩みの方にはピン型がおすすめ!

ギターストラップを止めるためのストラップロックは、大きく分けると、取り外しが可能な「ロック型」とピンそのものを交換する「ピン型」との2種類あります。

ここではその2種類の特徴を解説し、どちらがおすすめか紹介していきます。

ロック型:取り外し可能なタイプ

1つ目は「ロック型」と呼ばれる取り外し可能なタイプです。

『ロック型』の特徴

「ロック型」はギターに元からあるピンにストラップをつけた後、その上から装着するタイプのストライプロックです。上から装着するだけなので、ピン自体を交換する必要がなく、簡単に使えるのが最大の特徴です。素材はプラスチックやゴムからできており、値段も比較的安いものが多いです。楽器屋さんのレジの横で格安のものが売っていたりします。

 

しかし、素材がプラスチックやゴムでできているため、あとで紹介する「ピン型」よりも耐久性が低いことに注意しなけれなりません。ギターストラップが脱落しないように、”とりあえず”装着するという感覚で良いでしょう。

『ロック型』がおすすめの人

この「ロック型」は、

 

  • ギターを買ったばかりでストラップロックのことを考えてなかった
  • 見た目は気にせず取り敢えずロックされていれば良い
  • ストラップを頻繁に交換したい

 

このような考えの方にはおすすめです。しかし3番目の「ストラップを頻繁に交換したい」方は、後述する「ピン型」のタイプにもそういった商品があるので是非最後まで読んでから考えてみると良いでしょう。

ピン型:ピン交換タイプ

2つ目のタイプは、ピンを交換する「ピン型」です。これは名称の通り、ギターについているピンを専用のものに交換して、独自の機構でストラップを外れないようにするためのものです。

『ピン型』の特徴

「ピン型」は色々なメーカーから商品として出ています。各メーカーによってストラップを挟むための機構が少しずつ違っていたりするのも面白いポイントです。素材はピンも被せる機構も金属がほとんどであり、脱落防止対策としてはより強固なものになっています。

『ピン型』がおすすめの人

この「ピン型」は、

 

  • ギターを落としたくない!
  • ロック機構自体の耐久性も長い方が良い
  • ギターにプラスチックやゴムなんかより、金属の方がカッコイイ!

 

といったような方にはうってつけのタイプです。筆者も木材には金属の方が断然合うと思っているのでこちらの「ピン型」を愛用しています。

おすすめはピン型

上の2種類のうちおすすめは断然「ピン型」です。相場としてこの「ピン型」は2,000〜3000円程度と少し値が張りますが、大切なギターをこの「ピン型」で強固で外れないという安心感を買うようなものだと思えば、お得に感じるでしょう。外れないという安心感がギターのプレイスタイルにも良い影響を及ぼすことでしょう。

ギターストラップが外れにくい『ピン型』のメリット

ここでは、「ピン型」のメリットを紹介していきましょう。

メリット1:外れにくい

「外れにくい」と書いていますが、筆者の経験上では20年一度もギターが脱落したことはありません!「ピン型」を選んでも、「上に被せるロックをうまく装着していなかった」「そもそもロック機構をつけ忘れていた」などが多いので、大切なギターを守るためにもしっかりと装着できているか確認しましょう。

メリット2:デザイン性

ロック型の赤色や青色のゴムなんかも良いデザインですが、やはりそれはギター始めたてのおしゃれが好きな中学生が好みがちなセンスだとは思いませんか?歳を取って渋い感覚を持てば、木材に少し金属があることが渋くてカッコ良く見えるでしょう。

メリット3:取り外しが簡単なものもある

「ロック型」ではストラップを取り外しが容易であるといいましたが、実は製品によっては、「ロック型」よりもさらにワンタッチ機構で容易に取り外し可能なものもあります。

ギターストラップが外れにくい『ピン型』の注意点

おすすめは「ピン型」ですが、取り付ける際などに注意点があります。

注意点1:元々のピンを外す必要がある

専用のピンを使用するため、ギターに元からついているピン(ギター側)を外す必要があります。ほとんどのピンは十字ドライバーで外せますがごく稀に違った取り付け方法のピンもあるので注意しましょう。しかし、あとで紹介するピン型のストラップロックは全て、十時ドライバーで外せるピンとなっているので、是非安心してこちらから購入しましょう。

 

また、不慣れな方はピンを外す際に誤ってボディを傷つけてしまう場合も少なくありません。怖い方は楽器屋さんにやってもらうのもアリでしょう。

注意点2:ロック型より高価

ロック型の素材はプラスチックやゴムでできているのに対し、ピン型は金属で出来ています。もちろん金属の方が値段は高くなりますよね。おおよその相場としては、ピン型はおおよそ3,000円辺りで、ロック型は1,000円程度です。楽器屋さんのレジの横にあるようなロック型は100円程度で買えてしまいます。(非常時にこれをつけるのはもちろんアリですが、そんな安価なので壊れやすいです。またデザイン性は皆無と言って良いでしょう。)

注意点3:モノによって機構が異なる

ピン型のストラップは、商品やメーカーによって構造が大きく異なります。基本的には互換性がないため、ストラップ側を変更する場合は、ギター側も合わせて変更する必要があるので注意しましょう。ピンの構造によって固定力や外しやすさが異なるので、外れやすいと思っている方は、プレイスタイルに合っていないと考えられるため、別の商品を検討してみるのもひとつの解決策になります。

外れにくいギターストラップピンの選び方

ストラップピンは、商品が多くて何を選べばいいかわからないかと思います。外れにくいギターストラップピンを選ぶ際には、以下のポイントで判断しましょう。

 

  • ワンタッチ式のものを選ぶ
  • カラー・デザインで選ぶ
  • メーカーで選ぶ
  • そこそこの価格のものを選ぶ
  • 口コミ・評価で選ぶ

 

ここからは、これらについて詳細に解説します。

選び方1:ワンタッチ式

ストラップピンには「ワンタッチ式」と「ねじ止め式」があります。ワンタッチ式は、「ギター側」と「ストラップ側」をセットにして使用するタイプで、ねじ止め式は、ストラップをギターにねじ止めで固定してしまうタイプです。

 

ワンタッチ式は、固定力が強く、安定感があるので、激しい演奏でも外れることはありません。それに加えて、取り外しもワンタッチでできるため簡単で、ライブ中でもまごつくこともなくスマートな動きで別のギターに変更することができます。

 

これらのことから、ロック式で外れにくいストラップピンを選ぶ際には、ワンタッチ式がおすすめです。

選び方2:カラー・デザイン

ギターは、基本的に本体のカラーやデザインなどのルックスを重視して選ぶ人が多いかと思います。しかし、ストラップピンの見た目を度外ししてしまう人も案外多いかと思いますが、それはどうなんでしょうか。

 

ストラップピンは、ギターの中でも演奏しているときに体にも近く視界に入りやすいパーツです。せっかくギター本体がお気に入りのデザインであっても、目の前のストラップピンがダサくて悪目立ちしていては、モチベーションが下がりかねません。

 

ストラップピンのカラーやデザインを選ぶ際には、元のギターのデザインを損なわないよう、主張の激しくないものがおすすめです。また、「黒×ゴールド」や「赤×シルバー」などの組み合わせでアクセントをつけるのもおすすめです。

選び方3:メーカーの信頼性

ストラップピンには、「定番モデル」と言われるものがあります。そして、定番モデルは、古くから多くのギタリストに愛用されており、使用していて満足しているという確かな実績という信頼性があります。

 

ストラップピンの中には、見たことのないメーカーで作られているものや、斬新な構造のものなどがありますが、「ストラップが外れてほしくない!」と考える人には、信頼のおけるメーカーのものを選ぶのがおすすめです。

 

定番モデルで具体的におすすめのモデルは、記事後半で解説するので、最後まで読んでください。

選び方4:価格

ギターのストラップピンは、「あまり安すぎるものを選ばない」ことが重要です。

 

ギターは非常に高価な機材です。ギタリストは他にも、アンプ、シールド、エフェクターなどの高価な機材が多く必要です。さらに、音にこだわるためには弦の張り替えやオーバーホールなどのメンテナンスにも余念を残せず、維持費もかなり高額になります。

 

それらの対してストラップピンは「3,000円前後」のアイテムです。しかし、ストラップピンを安価なもので節約したことでストラップが外れてしまい、最も高価なギターが台無しになってしまう可能性があります。

 

製品を生産するためには、「必要な材料」や「生産体制」などが決められており、極端に安い製品は「品質に直結する何か」を犠牲にしている可能性があります。あまりに安い製品を購入することで「安物買いの銭失い」にならないよう、ある程度しっかりした価格のストラップピンを選ぶようにしましょう。

選び方5:口コミ・評価

最近の消費者の特徴として、口コミや評価を重視することがよく挙げられます。これは、ネット上で商品を購入できるようになったことで、多くの購入者が一つのメディアに意見やレビューを書き込めるようになったことによるものです。また、口コミや評価を意識することで企業が開発にフィードバックできたり、それを参考に購入者が検討できたりすることが、Win-Winの関係になっており、双方に必要性があるということから由来しています。

 

ギターのストラップピンに関しても例外でなく、口コミや評価を参考にすることで、より良い商品を選べることが期待できます。特に、ストラップピンなどの細かなパーツだと、広告やメーカーの商品紹介もあまり充実しているものもなく、フラットな目線で異なる商品同士を比較することが困難になります。実際に使用している人の意見に耳を傾けることで、より具体的に購入後の自分の満足する姿を想像することができ、失敗しないお買い物になる確率を挙げられるでしょう。

外れにくいギターストラップピンのおすすめ3選

これまでに説明した選ぶポイントに準じて、おすすめのストラップピンを紹介します。定番モデルからお手頃価格のもの、デザインにこだわったものなどがあるので、自分の好みに合わせてお気に入りの商品を探してみてください。

おすすめ1:Schaller『S-Locks』

S-Locksは、安定感のあるワンタッチ式で、ノイズレスな設計も実現する「定番モデル」のストラップピンです。S-Locksは、Schaller(シャーラー)社が製造・販売しています。1981年に革新的なストラップロックを生み出して以降、長年に渡ってプロアマに限らず多くのギタリストに愛用されてきました。

 

S-Locksの特徴は、安定性とノイズレス設計とされています。硬化スチールのタッピングねじを使用していることで高い耐久性を備えており、長期間使用しても緩んだり外れることを心配する必要がありません。また、最近登場した新型では、旧型に比べてギターを揺らした時の「カチャカチャ」した音が低減されているという点も特徴的です。

 

このようにS-Locksは、定番モデルとして長年愛されており、信頼性のあるストラップピンです。「とにかく外れないストラップピンが欲しい!」という人には絶対におすすめの商品といえます。

おすすめ2:Jim Dunlop 『SLS1031』

SLS1031は、着脱がしやすく個性のあるカラーで、クラシックとスタイリッシュを兼ね備えたルックスのストラップピンです。SLS1031は、1965年に設立されたJim Dunlopが製造・販売しており、モデル名にもつけられている「STRAPLOK®」は業界標準とされているほどに品質と信頼性を認められた証でもあります。

 

SLS1031の特徴は、その抜群の固定力と簡単に着脱できること、さらには個性的なルックスです。ストラップピン上部のボタンを「押し込むだけ」で操作することができ、Schaller製のものは「引っ張って」着脱するのに対して、直感的であり慣れていない人でも簡単に着脱できます。また、材質がニッケルであり、耐久性に加えてどっしりとした無骨で存在感のあるクールなルックスも特徴的です。

 

このように、SLS1031は、機能性とデザイン性を両立させた理想的なストラップピンであり、機能も妥協することなくデザインでも差をつけたいギタリストにはおすすめです。

おすすめ3:Fender 『Infinity Strap Locks』

Infinity Strap Locksは、好みのデザインに合わせられるラインナップで、お手頃な価格で手に入れられるストラップピンです。フェンダーといえば、超ヒットモデルのギターを多く手がけるメーカーとしても有名ですが、ストラップピンも出しています。使用しているギターがフェンダーであれば、組み合わせもよく統一感のあるアイテム選びです。

 

Infinity Strap Locksの特徴は、360°回転させられる構造と豊富なカラーバリエーションです。Infinityの商品名の通り、構造上クルクルとギターを回しても外れないようになっており、ギターを振り回すような激しいプレイはもちろん、日々のストラップの調整でも役立ちます。また、ブラック、ゴールド、レッドの3色のバリエーションがあり、スタイルやギター本体のカラーに合わせることができるなどデザインに柔軟性があることも嬉しいポイントです。また、3000円を切るほどの手頃な価格設定となっており、「ストラップピンを変えて気分転換したい」程度のモチベーションでも気負わずに導入できるお値打ちのアイテムです。

 

このように、Infinity Strap Locksは、フェンダー愛好家のための新定番モデルとして、手頃で外れにくいストラップピンを探している人にはおすすめです。

まとめ

ギターのストラップが外れてしまうことで悩んでいる人は、ストラップピンの交換がお勧めです。モデルやメーカーが多く、どのように選べば良いか、何を選べば良いか迷った場合には、この記事を参考にしてください。あなたにあったこだわりのストラップピンを見つけるサポートができれば光栄です。

 

また、以下の記事ではこれからフェンダーのギターを選びたい人に向けて、ギターの選び方やおすすめのギターについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

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